敵国ロシアに資源を頼る日本

  • 2014.03.06 Thursday
  • 23:12
 

米ロ緊張、日本企業に不安拡大

『ロシアと欧米の関係悪化は、日本にも響きそうだ。日ロの経済関係は年々強まり、2013年のロシアから日本への輸入総額は2兆3071億円、日本からロシアへの輸出総額は1兆693億円にのぼる。 輸入の8割を占めるのが石油や液化天然ガス(LNG)などの化石燃料だ。東日本大震災後、火力発電用のLNGが大量に必要になり、ロシアからの輸入が急増した。LNG輸入の10%をロシアに頼る東京ガスは「経済制裁が決まれば、どうしても影響が出る。情勢を注視したい」(広報担当者)と気をもむ』  朝日新聞デジタル 3月4日(火)7時5分配信

 

 

日本は敵国ロシアに対してすべきことと完全に逆のことをしている。 「敵に塩を送る」どころか、敵に極上ステーキを送っているようなものだ。

 

東西冷戦時代にロナルド・レーガンはどうやってソ連帝国を潰したか。 レーガンはソ連に対して「軍事的に突撃だー」などとは言わなかった。 レーガンはこう言った。 「ソ連は悪の帝国である」と。 「ゴルバチョフ大統領よ。 壁を壊しなさい」と。 レーガンは経済を自由化して活性させ、社会の富を爆発的に増やした。 そしてその富の一部を軍備増強にまわし、ソ連に軍拡競争を挑んだ。 もともと経済がガタガタのソ連はついていけなくなり、滅亡した。

 

悲しいことに、その後の大統領はレーガンの偉業を食いつぶすだけであった。 結果ロシアは再び強大化しつつある。 昨今のウクライナをめぐる強気な姿勢はその証左である。 2008年の大統領選挙にて副大統領候補として選挙戦を戦ったサラ・ペイリンは現在の状況を既に予見していた。 「オバマが大統領になればロシアはウクライナを攻めるだろう」と。 当時、アメリカの左翼メディア(そしてそれを嬉々として受け売りする能無しの日本の左翼メディア)はさんざペイリン女史を馬鹿にし、こき下ろしたものである。

 

2011年3月の大震災は原発の強靭さを証明した。 他のあらゆる建造物が地震で倒壊し、 津波に押し流された後で残ったのは原発だけであった。 しかし左翼は「放射能の恐怖」をデッチあげて民意を操作し、日本中の原発を停止させてしまった。 その後もさんざ難癖をつけて原発の再開は遅々として進まない。 その結果がこれ、敵国ロシアへのエネルギー依存である。

 

明治時代から我が国を脅かし、日本人婦女子を尼港事件で虐殺し、第二大戦の末期になって我が国を侵略して領土を奪い、大陸にいた我々の祖父達を何十年にも渡って抑留して虐待した憎き敵国であるロシア。 そのロシアから化石燃料を恵んでもらっているわけである。

 

「恵んでもらっているんじゃない、買っているんだ」

 

馬鹿を言えである。 ロシアに重要物資を頼るということは何を意味するか、周辺諸国の運命を見れば言うまでもない。

 

「日本には資源が無い…」それは合言葉のように我々の頭に刷り込まれている。 資源が無いのではない。 資源が活用されていないだけである。 尖閣諸島周辺には日本が自活できる十分な量の石油がある。 だが戦後の「平和的な」政権が中国・韓国の侵略行為に膝を屈してきた結果、日本の企業がそのあたりで資源開発をすることが出来ないだけでなく、中国側から地下資源を吸い取られているのである。

 

効率的でクリーンなだけでなく震災にも強いということが証明された原発を全国に建てる。 尖閣付近から中国を追い払って資源開発を促進する。 自由な資源国家であるカナダのような国と連携を強めつつ圧制の資源国家であるサウジやイランのような国々から離れる。 社会保障を撤廃して財政を健全化させ、税制を軽く単純化して世界中の投資を呼び込む。 経済を自由化して富を爆発的に増大させ、その一部の資金で最新鋭の軍備を固める。 大日本帝国憲法を復活させて自立した国となる。 そうすれば…

 

ロシアの売り物は天然資源である。 天然資源とは、土を掘って取り出したものであり、原料の原料の原料の原料である。 言うまでも無く、限りなく付加価値は低い。 彼らに資源に付加価値をつける能力は無い。 それがあるのは我々である。 我々が自ら原料を調達して付加価値を付けてしまえば彼らの出番は無い。 市場から撤退である。 稼ぎどころがなくなり、それこそヤケになってウォッカでもあおるくらいしか出来まい。 奴らはカネに困れば困るほどウォッカをあおり、ウォッカをあおればあおるほどに早死にする。 このサイクルを加速度的に促進すれば、理論的にロシア民族はこの地球から消えることになる。

 

そこで我々が日露戦争のときの先人のように果敢に打って出れば、そのときには我々の前に敵はあるまい。 樺太の全島を取り返し、ロシア系住民には選挙権の無い二級市民となるか、カネを払って自発的退去を促すかの選択肢を迫る。 いずれにしても消えかかった民族など恐れるにたらずである。

 

唯一つ問題は…

 

我々日本人自身が、消えつつある民族だという事実である。

 

 

追記1:

イスラエルがユダヤ民族の国家としてのアイデンティティーを守ろうとするとき、イスラム系住民の存在が問題となる。 ぶれない信念の持ち主として知られるリクード党のモシェ・フェイグリンはイスラム系住民一人当たり50万ドルを支払う代わりに周辺イスラム教国への移住を促す政策を提唱している。 日本が樺太全島を奪還した際にはこの手法を参考にすればよい。 現在政府が垂れ流している莫大なムダ金に比べればはした金である。

 

追記2:

上記のシナリオどおりになれば、竹島問題など韓国と折衝する必要もなく片付いていることであろう。

太陽光・風力発電はなぜダメなのか

  • 2012.06.13 Wednesday
  • 22:14
 

太陽光や風力発電の技術が徐々に向上しつつあるというような報道を目にする。 それらは事実ではあっても真実ではない。 いかなる技術的進歩があろうとも、地下資源がある間は、すなわち今後数百年間は、それらが主要なエネルギー源となることはあり得ない。 それが真実である。

 

何故あり得ないのか。 アメリカ、ヨーロッパ、日本など各国で政府主導で何年もかけて巨費を投じているにも関わらずいまだに全体の発電量の2%にも満たない現実からも「あり得ないこと」は常識的に推測出来る。 しかし更に言えば、物理的に不可能なのである。

 

エネルギーとは蓄積された力である。 地下資源とは、2億年前から6百万年前に地球上を跋扈していた大小の動物だの植物だのが堆積したものである。 2億年近くもの間、現在我々が目にするいかなる生物よりも遥かに巨大な恐竜という動物が生き、そして死んでいった。 彼らは生き、そして死に、朽ち果て、それが長い長い間を経て地中に堆積していった。

 

数字で見れば、我々人類が生きて来た年月などいかに問題にならない程小さなものであるかが分かる。

 

恐竜が生きた時代は

200,000,000年前(2億年前)から6,000,000年前(6百万年前)

その間約194,000,000 = ほぼ2億年

 

人類の最初をクロマニヨン人とすると

200,000年前(20万年前)

 

194,000,000÷200,000=970

 

最古の人類とされるクロマニヨン人の時代から現在までの歴史を千回も繰り返すほどの長い期間にわたって生息した恐竜やその他の動植物の死骸が堆積して石化エネルギーとなったのである。 それら動植物に生命を与え続けたのは太陽の光である。 現在我々の生活を支えているのは、これだけの長い時間をかけて蓄積され圧縮された「力」だということである。 

 

かたや太陽光発電や風力発電というのは、「今ここにある」エネルギーを使おうという考え方である。 過去からの蓄積ではなく、「この瞬間ここにある」ものだけであるから当然弱いはずである。 効率が悪いのは当然なのである。 逆に言うと、太陽の光が「適度に弱い」から植物も動物もその下で生きられるのである。 水星のように熾烈な太陽光を浴びれば生命体は生存することは出来ない。

 

太陽光も風力も、壮大なる無駄である。 どれほど研究が進もうとも、実用レベルに至ることは絶対に無い。 民間の研究者や企業が可能性を追求するのは勝手である。 夢が見たいのであればそうすればよいのである。 しかしこの試みに税金を使うのは犯罪である。

スターデール ソリンドラの二の舞

  • 2011.10.03 Monday
  • 23:57
 

三菱東京UFJ銀行の幹部たちは戦々恐々としているはずである。 なぜならば自らの決定が失敗することを予言されたにも等しいからである。 ソリンドラはオバマ政権が500億円相当の補助金を税金から供給したにもかかわらずあっけなく破綻した。 安い中国製に負けた、いやそうではなくて、彼らの高価な製品に対する安価な設置費用をうまく市場に売り込めなかったからだだとか、いろいろと言い訳はあるが、何はともあれ「再生エネルギー」だなんだとぶち上げた割にはまやかしであったことは確かである。

 

「太陽光」でエネルギー供給しようなどという考えそのものが邪道なのである。 環境左翼は繰り返す。 いや、今こそ政府が主導で資金を集中投入するべきだ、そうすれば技術がブレークスルーしてコストが下がり、クリーンなエネルギー供給体制ができるはずだ、と。 たいそうな理屈であるが、ならばそれを実験してみる前に、歴史を振り返ったらどうか。 今までの歴史の中で、政府主導で資金を投入して成功した事業があったか。 一つでもあげてみたらよい。 あげられるはずはない。 無いのだから。

 

人力車、馬、牛、ゾウ、ラクダの代わりに車が走るようになったのは政府が主導したからでも何でもない。 ろうそくの代わりに電燈がともるようになったのは政府が主導したからでも何でもない。 巨大なスーパーコンピューターがいつの間にか小型化して鞄にもはいるようになったのは何も政府が主導したからではない。

 

太陽光発電は絶対に失敗する。 プロジェクトが大きければ大きいほど失敗の痛手は大きい。 三菱東京UFJ銀行の投資は失敗である。 それは今から分かっている。 何か月後になるか分からないが、「スターデール破綻」の文字が紙面を飾ることは、間違いなしである。 三菱東京UFJ銀行の一顧客として幹部に助言する。 逃げる準備を考えておけと。

反核左翼のヒステリー 中部大学武田教授へのメッセージ

  • 2011.04.29 Friday
  • 00:33

武田邦彦教授

 

「人間の活動による地球温暖化」説の欺瞞に対する教授の否定論には感銘を受けてまいりました。 しかしここ最近の教授のウェブサイト上の論説を見るに反核左翼に取り込まれてしまっているように思え、大変落胆しております。 

 

私は現在海外に在住しており外から日本を見ておりますが、史上稀に見る災害という危機を利用して自らの主義主張を押し通せんとする環境左翼に国民が引っ張られてヒステリーに走っている現状を深く憂慮しております。 日本人が物事を大きな文脈でとらえて常識的な判断をする力を失ってしまったことが鮮明になった今、日本の将来が誠に心配です。 

 

教授が温暖化否定論で強調されていたのは正に地球環境を大きな文脈でとらえなければならないということであり、そうすることによって地球の温度は決して高くはなく、むしろ寒冷期に入っているという常識的判断が出来るということではなかったのでしょうか。

 

今回の原発の件を大きな文脈でとらえれば以下のことがはっきりするはずです。

 

マグニチュード9という歴史上類を見ない大地震が東北日本を直撃した。 その大地震は更に強力な津波を引き起こした。 福島原発にも地震と津波が襲い、波の高さは15mにも及んだ。 地震の揺れと津波によって何千何万という家屋、ビル、工場が倒壊し波間に消えた。 自然の猛威の前になすすべもなく町々が一瞬で消え、跡には目を覆うべき惨状が残された。

 

あらゆる物が地面と海にぶちまけられた。 ガラスの破片、病院の針、自動車、屋根、看板、トイレの便器、工場の廃液、ドラム官、とにかくありとあらゆるものが地面と海に散らばった状態であり、土壌や水質の汚染はすさまじいばかりである。 健康被害はいかなるものか、クリーンアップ作業は出来るのか、時間はどのくらいかかるのか、まさに天を仰ぐほどの規模の災害である。

 

死者は1万数千人、行方不明者も1万人を超える。 行方不明者は生存の希望は無い。 余震でも死者、怪我人が出ており、被災した人々はいまだに恐怖の中で極限の生活を強いられている。 着の身着のままで避難した人々は命以外の全てを失った。 家族を失った人々も多い。

 

東京都や千葉でも死者が出た。 九段会館の天井が崩落し、化学工場では有毒ガスが漏れて吸い込んだ工員が死んだ。 町田のコストコでは買い物客の乗った車にスロープが崩落し、客はつぶされて死んだ。 いたるところで火災が発生したりエレベータが故障して人が閉じ込められたりした。

 

福島原発は40年もの間東日本に電力を供給し続けてきた。 電力は経済の基礎であり社会の基盤である。 その福島原発にも地震と津波が襲った。 しかし波が直撃したにもかかわらず奇跡的にもその姿をとどめた。 福島原発は甚大なる損傷を受けながら奇跡的にも核燃料を収めた格納庫は無傷だった。 放射能は出ているが決してプルトニウムが露出したわけでもなく反応炉が横転したわけでもない。 東電の社員は必死の復旧作業を続けている。。。。。。。。。

 

放射能は出ています。 放射能で死んだ人間は、しかし、今のところゼロです。 福島原発ではたまった水素が爆発しました。 その爆発で死んだ人間も、しかし、ゼロです。 今後放射能の影響が全くないとは言い切れないでしょう。 何万という人間がいとも簡単にこの世から消え去った今、しかし、それにしても、だれが何と言おうが、原発で死んだ人間はいないのです。 家ごと流されて下敷きになって死んだ人、泥に生き埋めになって死んだ人、流されながら横転する自動車にぶつかって死んだ人、皆地獄の苦しみを味わって死んだに違いない。 原発で死んだ人はいないのです。 事実です。

 

恐らくこれからも死者は出ないでしょう。 いてもわずかなはずです。 なぜか、歴史が証明しているからです。 チェルノブイリで何人死んだか。 50人です。 1986年の事故から現在まで、たったの50人です。 IAEAやあの国連機関のWHOですらウェブサイトで明記しています。 人の命に価値の無いぼろぼろの国であったソビエト連邦が運営していた原子炉の事故です。 スリーマイルの事故は? 1979年です。 死者は? ゼロです。 健康被害は? ゼロです。 だから、言えるのです。 恐らく福島原発の放射能で犠牲になる人間はいないであろうと。

 

シーベルトだかベクレルだか、私には何のことか分からないし興味もない。 そんな細かい数字を追いかける前になぜ人々は大きな文脈をとらえようとしないのか。 大きな文脈で物事をとらえれば常識的な判断が出来るのになぜ枝葉末節な議論に終始し恐怖を煽るのか。

 

完璧でなければならないのであれば、倒壊した家はどうなるのか? 工場は、ビルは、橋は、道路は? 人が死んでいるのです。 もう家に住まないほうがよいのか? もうビルは建てないほうがよいのか? もう車なんてなくなったほうがよいのか? 

 

車などは地震もないのに年間4000人近い人が死んでいます。 交通事故です。 飲酒運転もある。 サウジのように飲むのも販売するのも全面禁止にしなければ飲酒運転を根絶することは出来ないでしょう。 なぜか。 今までできなかったからです。 ではそうすべきなのか?

 

死と言えば自殺はどうなのか。 年間3万人の人間が自殺しています。 希望が無いからです。 では希望の無い社会は人を殺す社会ということになる。 ではこんな社会など崩壊したほうがよいのか? 年間3万人もの人を殺す社会など、いっそのこと消えてなくなったほうが良いのではないのか? そうなのか? そうではない? 

 

そうではないと思います。 希望のある社会を見習って改善すればよいのです。 これが常識的な人間の常識ある思考です。 

 

原子力というのは兵器として使えば戦争を減らし、エネルギーとして使えば非常にクリーンな環境で電力を供給できる素晴らしい技術です。 今回の津波にも損傷を受けながらも立派に耐え、40年前に建設されたにも関わらず驚異的な堅牢さを持つことを証明しました。 正に夢の技術、神の贈り物といっても過言ではありません。 この技術を更に発展させ、石油、石炭、天然ガスといった地下資源の活用と両輪で有効活用をすすめていくことが人類の発展のカギとなると言ってもよいと思います。 

 

人類が発明した素晴らし技術である原子力に反対する左翼・環境テロリスト・非国民連合は人類の発展を阻害する危険分子です。 彼らの夢見るのは皆がエネルギーを使わず、CO2を排出せず、物も作らない原始時代と同じ社会です。 私は日本をそんな社会にしたくはない。 彼らは彼らだけの夢を実現してもらいたいと切望します。 そのためにうってつけの国はたくさんあります。 ソマリアとか、ジンバブエとか。 

 

何故人々は大きな文脈で物事をとらえられないのか。 マスコミ、もともと左翼系であるジャーナリズムが今回の危機を絶好の機会ととらえて全力で民衆の意識操作をしているのは明白です。 しかし、なぜ教授のような方が集団ヒステリーに呑み込まれなければならないのか。 なぜ幼稚化する日本において数少ない理性の人である教授が左翼の言論テロリストの扇動に乗られるのか。

 

官僚機構が肥大化した国の常で仮設住宅や世界中から寄せられた1000億円の義援金の活用がうまくいかない。 政府やマスコミは東電をやり玉に挙げて反原発を煽る。 しかし、義捐金は届かない。 なぜ、この現実ではなく、原発なのか。 残念に思います。

 

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