アメリカ大統領選挙 バカが良識を凌駕しオバマは再選された

  • 2012.11.10 Saturday
  • 10:52
 

2012117日アメリカ -  2年にもわたる長い選挙戦はオバマ再選で幕を閉じた。 その結果アメリカが選択したのは衰退だった。 国の将来を想うアメリカ保守派は、衰退へと突き進む国の流れを変えんとして頑張った。 しかし現実として「バカが良識を上回った」のであった。 

 

私はアメリカよりも遥かに酷い状態にある日本からこの選挙を追ってきた。 国を愛する一心から選挙戦へ身を投じ、メディアとハリウッドに代表される左翼の執拗な妨害と誹謗中傷にもめげずに良心と良識を説き続けた共和党候補者達には深い感銘を受けてきた。

 

アメリカが2012年の選挙を契機に再生を果たし、自由な市場経済と小さな政府、そして強い国防がもたらす繁栄が発する燦然たる光が我が日本にも届いてくれることを、私は日本の保守として期待した。 しかしそれは儚い他力本願に過ぎなかった。

 

オバマ大統領が再選されたのはバカが良識を凌駕したからである。 良識がバカを凌駕しておればロムニー候補が勝利したのである。 バカの大群は良識の徒達の手におえないほどに増殖していたのである。

 

アメリカは選択した...

人々の自由ではなく「政府の自由」を...

幸福と自立と自尊を追求する権利ではなく「政府からおこぼれを得る権利」を...

繁栄ではなく「惨めさ」を...

 

アメリカは選択した...

雇用創出者ではなく「雇用破壊者」を...

実業家ではなく「社会活動家」を...

投資の促進ではなく「投資の抑制」を...

経済の増進ではなく「経済の縮小」を...

自由な経済ではなく、「拘束された経済」を...

エネルギー資源の自国開発ではなく「CO2削減」を...

成長ではなく「規制」を

減税ではなく「増税」を...

 

雇用が減り続け、23百万人もの人々が職を失っている中にあって、「7.8%まで”改善”した」などという愚にもつかないまやかしを信じて。 爆発的に増え続ける国家負債が孫の代にまで負担を強いることになるにも関わらず。

 

福祉政策と増殖し続ける官僚機構が莫大な政府支出をもたらし、それが企業への負担となって投資と雇用を阻んでいる事実にも関わらず。 網の目のように張り巡らされる規制が企業を破壊しているにも関わらず。

 

オバマ政権が「グリーン・テクノロジーへの投資」と称して太陽光パネルメーカーのソリンドラ社へ莫大な血税をつぎ込んでいたことが、同社の破たんで明らかになったにも関わらず。

 

オバマ政権の目玉である「景気対策」によって7870億ドル(US$787,000,000,000)もの血税が投じられたが、道路や橋といった公共インフラに使われたのはその6%だけで、その金のほとんどが必要不可欠でもないサイクリングロード(グリーン教に則り)だとか、大学の「研究活動(中年の勃起強度の研究、若者が異性にどうアプローチするかの研究、アフリカの男性にシャワーをもっと浴びさせる活動、といった類の高度に社会学的な研究)」等に百万ドル単位で湯水のように浪費されたことが次々と明るみにされたにも関わらず。

 

アメリカは選択した...

責任ではなく「無責任」を...

実質ではなく「フィクション」を...

強さではなく「弱さ」を...

解決ではなく「混乱」を...

正直さではなく「姑息さ」を...

 

911日のリビア・ベンガジで一人の外交官と3人の海兵隊員がテロリストの犠牲となる様子をオバマ大統領と側近達が眺めながら放置したことが明るみになったにも関わらず。 数か月前から現地から要請されていた警備増強を却下し続けた事実が明るみになったにも関わらず。 しかもどうでもよいお遊びビデオを真犯人に仕立て上げて国民に嘘をついていたにも関わらず。

 

Fast & Furious(ファースト&フュリアス事件)ではオバマ政権の司法省の指示によってメキシコの麻薬ギャングに銃器が大量販売され、その銃で国境地帯の安全が脅かされ、実際に警備隊員が射殺された事実が明らかになったにも関わらず。

 

ネタニヤフ首相に対してイスラエルにとっては自殺行為である1967年ラインへの後退を要求する一方でアラブ・イスラム諸国におべっかをつかい、エジプトやリビアのイスラム原理主義勢力の増進を許したにも関わらず。

 

ロシアのメドベージェフ大統領に「俺が選挙で勝ったらグッと柔軟な対応していくからさ 分かるよね...」と耳打ちしたのが暴露されたにも関わらず。

 

オバマ政権は政治を「経済と外交の問題」から「避妊具の問題」へと引きずり降ろした。 「憲法の問題」から「コンドームの問題」へと引きずり降ろした。 それによって融合ではなく分断をもたらした。

 

アメリカは選択した...

ギリシャへの道を

日本への道を...

「占拠せよ!」運動の道を

 

アメリカは選択した...

衰退への道を...

 

オバマ大統領再選が確実となった翌日、株価が暴落した。 金は嘘をつかない。 オバマ大統領はもう「再選される」必要がない。 やりたいことを、やりたいだけ、やりたいようにできる。 アメリカはこれから長い下降の道をたどる。 さらに暗い闇へと進む。

 

悲しいが現実である。 我々が出来るのは、その悲しさを傷口に塩をすり込むがごとくに体に刻み付けることである。 時折こみ上げる涙をさりげなく抑えることである。 最後まで戦った人々に暖かい声をかけることである。 明日を生きるために心の安定を取り戻すことである。 そして、祈ることである。 夜の後に朝がやって来ることを。

 

 

Yes Can!

 

 

  

"I believe in America"

"I believe in the people of America"

 

 

 

最後の大統領選討論会・「ロムニー大統領」へ

  • 2012.10.23 Tuesday
  • 14:02
 

 

大統領選最後の討論会が終わった。 ロムニー氏の姿は今まで以上に大統領らしく、オバマ氏の姿は必死にその地位にすがりつこうとする者のようにスクリーンに映った。 ロムニー氏の声は今まで以上に大統領らしく、オバマ氏の声は「大統領をこき下ろそうとする者」のように響いた。 今回の主題は外交であった。 しかし同時に経済でもあった。 そして同時にアメリカはどのような国であるべきか、国の有り方を問う論戦でもあった。 

 

オバマ大統領には誇るべき外交政策も実績も無かった。 そのため大統領は架空の世界を描き出した。 アメリカは今までになく世界で尊敬されているアメリカは世界の同盟国から信頼を得ているアメリカの強さは世界中から認識されている我々はイランの核開発を抑えている我々とイスラエルとの関係は強固であるアルカイダは壊滅した我々は民主主義の側にいる我々の軍事力は今までになく強力である我々は強い軍事力を維持しているロムニー氏は海外に仕事を下請けに出そうとしている...ロムニー氏は自動車産業を破産させようとしているロムニー氏は新技術研究開発の資金を断ち切ろうとしているもっと道路や橋を作ろう アメリカを「前進」させよう

 

ロムニー氏は大統領の座に限りなく近づいている人間らしく振舞った。 本職大統領による個人攻撃をかわし、アメリカと世界の現実の姿、本来あるべき姿、そしてこれから進んでいく道を描き出した。

 

大統領 私への個人攻撃は討論会の議題ではないのですよ

大統領 技術開発への投資と「(特定の)会社への投資」の違い、分かりますか?

大統領 いまだに私の政策内容を一つとして正しく言えないのですね

大統領 貴方は中東諸国歴訪の際イスラエルを飛ばしましたね

大統領 貴方はプーチン大統領に選挙後は柔軟に対応すると約束しましたね

大統領 貴方の外交政策は間違ったシグナルを起こり続けているのです

 

  • 今我々が直面する最大の危機は核開発を進めるイランです
  • そして中東・北アフリカでますます勢いを強めるイスラム過激派です
  • 同盟国イスラエルとの関係は危機に瀕しています
  • アメリカの軍事力は予算削減により弱体化の一途を辿っています
  • アメリカの経済力は弱体化の一途を辿っています
  • 大統領の政策によって、アメリカはギリシャへと向かっているのです
  • イラン・ロシア・中国彼らは我々の姿を見ているのです

 

  • 我々はこの悲惨な4年間をもう繰り返したくないのです
  • 我々は経済復興によって強さを取り戻すのです
  • エネルギー開発減税財政健全化企業活動活性化
  • 企業はアメリカに戻ってくる そしてアメリカ経済は復興するのです
  • 我々には明るい将来があります
  • 私は人々の仕事を取り戻します
  • この国は世界の希望なのです
  • 自由と希望の火なのです
  • 私はその火を掲げるリーダーとなりたい
  • 私はこの偉大な国を導きたい...

 

 

アメリカはこのまま沈むのか。 それとも上昇に向かって動き出すのか。 趨勢は明らかに後者である。

 



討論会映像

 

 

 

ロムニーまたも完勝、そしてメディアの誤報

  • 2012.10.19 Friday
  • 09:41

大統領選・第二回目の討論会ではオバマ大統領が優勢だったとかいう報道があるが、それは左翼メディアの誤報、というか情報操作である。 一般メディアは今回の大統領選挙に対する報道で徹底して左翼性を証明している。 社会は本当の情報を欲しているがこの情報化時代にあってですら本当の情報は希少価値である。 情報を伝えるのは根本的には知性である。 左翼思想と知性は水と油の関係である。 故に左翼メディアが本当の情報を伝えることは、太陽が西から昇るくらいにあり得ない。

 

第二回目の討論会はロムニー候補の完勝であった。 それを説明するにもはや多言を要しない。 大統領候補の討論会は芸能パフォーマンスではない。 喋りや駄洒落や歌や踊りが上手いか下手かを競うものではない。 国家観、思想哲学、実績を基に国家の将来像を描き、国民の信をめぐって双方が火花を散らすのが討論会である。 自由と豊かさを尊ぶ大多数のアメリカ国民の心情からかけ離れた国家観・思想哲学を持ち、後退と惨めさの実績しかない大統領から中身のある言葉が出てこようはずがないのである。

 

オバマ大統領は1回目の討論会とはうって変って攻撃的であった。 しかし現職大統領の風格はみじんも感じることは出来なかった。 対するロムニー氏は大統領の繰り出したパンチをよけて腕をひねりあげるかのように大統領のあがきを抑え、これから大統領になるだろう人物として相応しい重みを見せつつ堂々たる議論の展開を行った。

 

攻撃的であるというのと中身があるというのとは別である。 大統領は中身ではなく嘘のつきまくりで勝負した。 嘘でも何でも言ってしまえばこっちもの、という感じである。 「私の在任中にエネルギー生産量は最大になった 再生可能エネルギーも増やしたが石油や石炭も大幅に増やした私は税金を下げた 私は雇用を作りだした医療保険改革のおかげで人々は安心して暮らせるようになった 」 これら全て嘘である。 嘘も堂々と言い切れば真実になると言わんばかりである。 ロムニー候補はそれに対して事実をぶつけた。 

 

23百万人もの人々が仕事を見つけようともがいてる。 そしてその多くが長いあいだ失業状態にある。 大統領は過去4年間政策を実行してきたが、アメリカは仕事に就けずにいる。 今日の就業者数は大統領が就任した時よりも少ない。 現時点での失業者数が7.8%であれば大統領が就任した時点でも7.8%だった。 しかし(あまりに長きにわたる不況で)就労を諦めた人々も計算に入れれば10.7%になる。 大統領は5百万の雇用を作ったと言うが、事実は5百万の職が失われたのだ。 貧困は広がっている...6人に1人が貧困層だ。 350万もの女性達が貧困に陥っている フードスタンプ受給者は大統領就任時の32百万から47百万に増えた。 経済は時を経るごとに失速している...  

 

減少の一途を辿る連邦所有地での石油・ガス産出。 採掘許可や認可を半分に削減した大統領。 民間の土地での石油採掘を敵視し犯罪者扱いにする大統領の意を受けたEPA(環境庁) 我々の豊富な資源を活用すれば、8年以内に北米のエネルギー独立を果たすことが出来る..  低コストで豊富なエネルギー資源を最大限活用することで製造業を復活させることが出来る

 

ガソリン価格がガロン当たり4ドルにもなる状況について、大統領は奇妙な説明をした。 大統領就任時にガソリンが1.8ドル程度だったのは経済が崩壊寸前だったからなのだと。 現在の価格高騰は現政権の人為的な操作ではなく、「景気回復」によるものだ、と言いたいわけである。 不安定化する生活、下がる収入、上がる生活コストに苦しむ人々にはさぞかし「朗報」だったのではないか。

 

今回の討論会も前回の副大統領候補討論会と同様に左翼の司会者が現職大統領のあからさまな援護に回った。  現政権の政策による増税と財政赤字に対比させ、「減税と税制度簡略化による雇用創出と財政均衡を同時に成し遂げよう」という政策を繰り返し説明するロムニー氏に対してオバマ大統領は「計算に合わない」と反論する。 それに加勢して司会者は「計算は合わないのだから20%減税は見直してはどうか」と吹っかける。 それに対してロムニーは相手がぐうの音も出ない反撃をする。 

 

計算は合うに決まっているではないですか。 私は25年間も企業を経営して財政を均衡させてきたのですよ。 オリンピックを運営して、マサチューセッツ州を運営して、それで財政を均衡させてきたのですよ "計算が合わない"といえば、オバマ大統領こそ"計算に合わない"ことをやっているから5兆ドルもの新たな負債を抱えるわけですよ

 

自分の惨めな実績を棚に上げて相手の政策を「計算に合わない」だの「具体性が無い」だのとつっつくオバマ大統領左翼運動家でしかなかったオバマ大統領の言葉、経験と実績に裏付けられたロムニー氏の言葉、その重みの差は明らかである。

 

オバマ大統領はしきりに「女性の見方」を演出しようとした。 避妊具・避妊薬を保険会社はカバーしなければならないとしたオバマケアを礼賛する一方、ロムニー候補を「女性の敵」とし、「ロムニーは(従業員の医療保険をかける)雇用者に女性が避妊具・避妊薬を入手出来る出来ないの決定権を持つべきだとしている」などという事実無根の誹謗中傷を投げつけた。 医療保険の適用が無かろうが、いまどき避妊具・避妊薬など10ドル以下でどこでも簡単に手に入る。 不況が続く中、間違いないのは男性も女性も生活が困難に陥っているということである。 この事実から目を逸らして避妊具をネタに女性を釣ろうとは、女性の知能レベルを甚だしく馬鹿にした行為である。

 

アメリカ大使らが犠牲になったリビア・ベンガジの事件について話が及んだ。 ベンガジの事件とは、大使らが数か月前からテロの危険性を察知して繰り返し警備増強を求めていたにも関わらず、そのたびに現政権が要請を却下しており、事件の24時間前に具体的な領事館攻撃の情報を入手していたにも関わらず何のアクションも取らなかったことによって起きた事件である。 オバマ政権は自らの不手際をごまかすために、その後何週間も事件をテロリストによるものだと認めず、「反イスラム映画」が引き起こしたものであると至る所で吹聴してきた。 オバマ大統領は司会者の援護を受けるなか意気揚々と嘘を言い放った。 「事件の次の日、私はホワイトハウスからアメリカ国民に向けて事実を明確に伝えた。 事件はテロによるものだと。 彼らを絶対に許さないと

 

現職の大統領が国民注視の中、国家の安全にかかわる問題について嘘を言い放つ。 これ自体が重大な事件である。 当然ロムニー候補は捕まえる。 大統領を見据えて「あなたが今言った『事件の次の日〜』は本当ですか? 本当なのですか? え?」 大統領は明らかにうろたえていた。 「いいから先に進めてください。 スクリプトを見てください」 すかさず司会者が援護に割って入る。 「大統領は確かにそう言いました」と。 大統領は勢いを得たと思ってか「キャンディー(司会者)、もっと声を上げて!」 司会者は更に繰り返す「大統領は確かにそう言いました」 2者が必死になってロムニーを抑えようとしていた。 

 

大統領が実際に事件翌日に述べた「我々はテロに屈しない」は11年前に起きた911を含めたテロを総くくりにして述べたものであって、ベンガジに関してではない。 これは実際の映像(つぎはぎ無しの)を見れば火を見るよりも明らかである。 嘘はつかれてしまった 大統領と司会者によって。 そしてその嘘は未来永劫残ることになる。

 

今回の討論会は「嘘・虚偽・ごまかし・無責任」と「事実・真実・実績・希望」との戦いであった。 オバマ大統領は前者、ロムニー候補は後者であった。 いかに大統領がアグレッシブに嘘を言いきろうが、司会者が割って入ろうが、事実を隠すことはもはや不可能である。 ロムニー氏への支持は確実に広がっている。 オバマ政権の末期は確実に近づいている。



 


"I think the president just said something which which is that on the day after the attack he went into the Rose Garden and said that this was an act of terror"

 

"You said in the Rose Garden the day after the attack, it was an act of terror.  It was not a spontaneous demonstration, is that what you’re saying?"


 

"Please proceed governor"    

"Get the transcript"


 

"It — it — it — he did in fact, sir. So let me — let me call it an act of terror…"


日本のマスコミはこの場面を「ロムニーがやっつけられた」として報道している。 事実は真逆である。 

 

 

討論会映像

 

スクリプト

 

副大統領候補・討論会 ポール・ライアンの絶対的勝利

  • 2012.10.14 Sunday
  • 00:05
 

ケンタッキー州ダンビルで行われた米大統領選副大統領候補のテレビ討論会、その結果はCNNではライアン候補48%、バイデン副大統領44%でややライアンのほうが勝ち、あるいは別の調査ではほぼ引き分け、あるいはバイデン副大統領の勝ち、のようにまちまちである。 だが私はライアン候補の絶対的勝利であると断ずる。 なぜか。 

 

第一、各論においてバイデン氏は嘘に嘘を重ねた。 いまどき映像は即日ユーチューブで世界に流れる。 そして映像は永久に残る。 嘘は即日あるいは数日で明らかとなり、政権終了まで追いかけてくるはずである。

 

第二、左翼の決まり文句と詭弁と嘘を頑迷に繰り返した老いぼれたバイデン氏と、一方、対戦相手、司会者、そして視聴者に対する敬意を最後まで維持し、理路整然と論を進めた若くエネルギーに満ちたライアン氏のコントラストは明白であった。 大統領の次のポストである副大統領としてどちらがふさわしいか、常識の目には明らかである。

 

第三、バイデン氏は司会者のあからさまな援護射撃を受けながら相手を途中で遮ったり嘲笑したりと失礼な言動を繰り返した。 バイデン氏はライアン氏の話を途中で遮ること計82回、司会者がライアン氏の話をさえぎること計32回。 これはもう11の対戦ではない。 21である。 21であるだけではない。 討論会を仕切る司会者が一方に加勢しての対戦である。 その状況でライアン氏は最後まで冷静さと礼儀を保ち続けた。 それでCNNの結果が48-44である。

 

バイデン氏はリビアのベンガジで起きた米領事館襲撃に関して致命的な嘘をついた。 この事件でクリストファー・スティーブンス大使以下アメリカ人4名が犠牲になった(テロリストにより惨殺された)。 911日、つい先月の出来事である。 

 

バイデン氏『特に特別な警備が必要だとは我々は聞いていなかったのですよ。 より厳重な警備を付けてほしいという希望があったということもその時は知らなかったのです。 情報機関からも(必要ない)と聞いていたし。 情報機関はその後で見解を変えたようだけど

 

またバイデン氏は、オバマ政権の外交政策を国民の安全を脅かすものとして断罪するライアン氏に対してこう明言した。 『たわ言ばっかりいいやがって全部出まかせだまず、(ライアンは)領事館警備について説教垂れてるけど、ここにいる議員さん(ライアン)は海外大使館「警備の」経費予算を3億ドルもカットした張本人だよ。 警備だなどと、よく言うよ

 

今回の討論会と時を同じくして連邦議会の公聴会が開かれ、国務省高官に対する聞き取りが行われた。 そこで2名の高官が証言した。 「我々は(数か月前から)何度も警備増強の要請を受けたが全て拒否してきた」と。 また、「予算がカットされたから警備を増強しなかったのですか?」という質問に対し、高官の一人であるシャーリーン・ラムは明言している。 「いいえ、違います」と。 ライアン氏が述べているとおり、遥かに安全なフランスのパリで海兵部隊が大使を守っているのである。 予算が足りない、などということがあるわけがない。

 

911日はアメリカ国民にとって忘れられない日である。 その日に何かが起こる可能性が高いことは政府高官でなくとも分かる。 きな臭い動きを見せる中東やアフリカのイスラム圏では特にである。 しかも数か月前から再三にわたって警備増強の要請があったにも関わらず。 オバマ政権はもみ消しに血道をあげている。 7月からネットに流れている「反イスラム?映画」がこの事件を引き起こしたのだと。 あろうことか自分の責任を棚に上げてロムニー・ライアン陣営を「この悲劇に乗じて政治的ポイントを稼ごうとしている」などと非難する始末。 ところでこの「映画」は僅か14分ほどの他愛もない駄作である。

 

討論におけるバイデン副大統領の態度は最悪の一言である。 映像と画像で見ていくのが分かりやすい。


 

防衛について(中東情勢に関連して)

ライアン候補『破滅的な防衛能力カットを行うべきではない。 なぜならば我々が自らの価値感について言葉を濁すとき、防衛能力削減を行うとき、我々の安全は脅かされるからです。 その姿勢は弱さを伝えます。 そして我々が弱く見えるとき、敵は我々を試そうとします

 

馬鹿にしきってにやけた顔のバイデン副大統領今も兵士達が命を懸けて戦っているのだが

 

ライアン候補『いいですか、(ベンガジ事件がおきたのは)9.11です。 リビアはアルカイダがいることは周知の事実でした。 北アフリカ一帯でアルカイダとその一味が増長していたことは皆知っていました。 そして我々はベンガジの大使に海兵隊警備を付けなかった!?

 

 

イラン情勢について

ライアン候補『2年間もの間、イランは現政権が制裁内容を薄めてきたのを見ていたその間彼らは核開発に邁進しててきた。 イランは現政権がイスラエルと距離を置くのを見ていたネタニヤフ首相がニューヨークを訪問したとき大統領は彼と会うのを断ってテレビのお笑いショーに出ていた彼らは全く考えを変えていないのです。 彼らの気を変えさせる...それがロムニー・ライアン政権のやろうとしていることなのです。 そして彼らは(司会者に遮られる)』

 


馬鹿にしたように嘲笑するバイデン副大統領  同盟国イスラエルにとって存亡に関わる問題なのだが

 


司会者が割って入り
で? で? どうやってそんな早くできるんですか? ネタニヤフ首相はこのあいだ発表しましたが4月が限度だと... あなた方が政権を取ったらそんなに早く解決できるんですか?

 

ライアン氏が核心をつくたびに司会者は『でも!これはどうなんですか? あれはどうなんですか?』、もしくは『さっ!ではこの話題に移りましょう!』といって邪魔をする。 副大統領がいきなり割って入っても注意もしない。

 


ライアン氏が話している途中でいきなり割って入る副大統領

 


司会者はそのまま副大統領がしゃべり続けるのを許し



ライアン氏の順番になるとクスクス笑いをしたり「何いってやんだ」「勘弁してくれよ」などと呟く

 

38:46 ライアン氏 メディケア(高齢者医療保険)について 

今この制度を改革しなければ、今の高齢者たちが支給カットされるのです...

 


真剣に論を進めるライアン氏を馬鹿にしたように天を仰ぐバイデン副大統領



ライアン氏 巨額公的資金による景気対策について

国民の税金をフィンランドの電気自動車へ、中国の風力発電へ注入するのはいかがなものですか? 中国から借金した金を様々な利害関係者にばらまくのはいかがなものですか? 公約していた5百万のグリーン・ジョブはどうなったのですか...』(司会者がすかさず割って入り話題を逸らす)

 



バイデン氏を見据えて問い詰めるライアン氏



後半になるとすっかりエネルギーを消耗し、消沈した話しぶりになるバイデン副大統領

 


しかし敬意をもって話に耳を傾けるライアン氏

 


ライアン氏 税制について

私たちはの税制改革計画の大前提は景気拡大と雇用増大なのです。 それにより7百万の雇用が創出されると予想されています。 個人と企業から28%の税金をもらえば十分です。 大統領は44.8%の税率が妥当という。 年収25万ドルの個人や企業が100%課税されたとしてもせいぜい政府は98日しか動けません。 納税者が昨年倍払っていたとしても、3千億ドルの赤字なのです。 「金持ち」にどれだけ課税しても支出を補うのは無理なのです。 だから、「金持ちから取れ」という言葉を聞いたら、それは「自分が課税される」ということなのです  私の出身地に近いカナダの州では税率を15%に落としています。 世界でも一般的には25%前後です。 しかし大統領は40%まで上げようとしている 雇用の2分の3は中小企業が創出します。 実際の税率は53%にもなり、71万もの雇用喪失につながります。 そして、増税によっても赤字の10%しか賄えない私たちが提唱しているのは、税率を全面的に下げると同時に特に高所得者の抜け道をふさぐ 赤字を増やすな、中間層の税金を上げるな、高所得者の税率を下げるな...という3つの柱なのです

 

ライアン氏が喋る途中で左翼の司会者は意地悪く邪魔をする(役割は司会なのか、それとも一緒に論戦しているのか?)。 『あなたはずうっと、その、20パーセントの減税について「具体的な」説明を拒否していますよね あるんですか? 具体的な政策が それとも未だに「考え中」なんですかねぇだから有権者にそれが言えないんですかねぇ? 分かってますか? 自分が何をやっているか?

 

ライアン氏はそれでも根気強く説明する。 『私たちがやろうとしているのは「枠組み」を作ること。 そしてかつてレーガン大統領がオニール議長と協働して成し遂げたようにその枠組みの中で議会の両党派の合意を目指したいのです』 左翼というのは独裁者に抵抗が無いのでこのようなことを言われても全然ピンとこないに違いない。 あるいは自分の気にいらない意見は全て「具体性が無い」か「突拍子もない」か「極悪非道」になってしまうのであろう。

 

 

アフガニスタンについて

司会者の「なぜあなた方はアフガニスタンに居続けたいのですか?」という意地悪な質問に対しライアン氏が答える。 『2014年に撤退をさせたい。 しかし成功させなければならない。 そのためには撤退の日を設定して発表するのは間違い。 敵のカレンダーに印をつけてあげるようなものです』(司会者は執拗に『でも撤退するんですよね? 時期を決めなきゃ分からないじゃないですか!』と食い下がる) 

 

いつ撤退します、といいながら戦う戦争は無い。 相手に勝って目的を達したら適切な段階を経て撤退するのである。 常識的な人間であれば分かるはずである。

 


最終弁論 バイデン副大統領 なぜかすっかり沈んだ雰囲気で時折司会者に目をやりつつ喋る

 


最終弁論 ライアン候補 カメラを直視し国民に語りかける

 


明白な選択です。 一方は停滞する経済による更なる政府への依存、一方はダイナミックに成長する経済による機会と雇用の促進。 ロムニーと私は困難から逃げない。 そして4年間他者に責任を転嫁することはしない。 私たちは責任を負う。 そして建国の理念を守る。 私たちは建国の理念を再び適用する明白な選択です。 そしてこの選択はあなた方次第です。 投票をお願いします。 ありがとうござます


傲岸不遜と後退と惨めさ...
謙虚さと前進と繁栄...
明白な選択である。


 

参考

 

Raddatz white house connection

 

unemployment rate in Biden’s hometown

 

Biden makes liars out

 

Biden Interrupted Ryan 82 Times

ロムニー 完全勝利 アメリカ大統領選・討論会1回目

  • 2012.10.07 Sunday
  • 12:53
 

デンバーで行われた第一回目の討論会(ディベート)はロムニー候補の完全勝利に終わった。 オバマ大統領のパフォーマンスは精彩を欠いたなどというどころではなく、正にオバマ政権4年間の惨憺たる結果が表れたと言ってよい。 

 

ロムニー候補は予備選挙の間ミシェル・バックマン、ニュート・ギングリッチ、リック・サントラムといった保守の候補を激しく攻撃した割には肝心のオバマ大統領への攻撃がいまひとつ生ぬるかった。 しかしここへきて一転して攻勢に出た。 今回のディベートではオープニング・ステートメントから攻撃的である。

 

ロムニー候補は人々が不況で苦しんでいるという事実、4年間ホワイトハウスにいるオバマ大統領の政策がいかにその不況に貢献しているか、自らの方向性がいかに大統領と違うか、そういった要素を全面に押し出した。

 

 

大統領はいまだに4年前と同じ考えを抱いている...大きな政府、巨額の支出、増税、規制 そういったものが有効であるとそれは正しい答えではない。 一番苦しんでいるのは中間層、私は彼らの税金を下げたい。 大統領が続投したら家族当たり30004000ドルもの増税がやってくる。

 

景気についてとにかく減税、それと、控除や免税などを減らす、それによって税収は確保する。 なぜ減税か? 減税によって企業は人を雇うことが出来るようになるから。 とにかく仕事...アメリカ人が仕事を得られるようにするということが大事なわけです。 過去4年間を見てください。 大統領が就任されたときには23百万の方々がフードスタンプの支給をうけていた。 今はそれが47百万。 景気は年を追うごとに減速しています。 

 

財政赤字については これは道徳的問題。 次の世代に一生涯の負担をかけることを承知しながら 歳入を遥かに超える支出を続けるというのは、これは不道徳です。 算数的には、財政赤字を減らすには3つ方法がある。 第一、増税。 第二、歳出削減。 第三、景気拡大。 大統領は増税が好きだが問題は景気を減速させ決して目的を果たさないこと。 私は支出を減らすのと景気拡大を同時にやる。 どうやって歳出を減らすかまずは必要不可欠でない政策を廃止する。 次に現在の有用な政策で州で行えるものを州に移行する。 次に政府をもっと効率化して省庁を統廃合する。 それらを焦土戦術をもって行う。

 

医療保険について私はオバマケアを廃止する。 なぜか議会予算委員会はオバマケアによって家族当たり年間2500ドルのコスト上昇になると試算している。 大統領の言葉通りならば今頃コストは2500ドル下がっているはず。 実際はその反対。 「高い」は家族に酷、というのが私がこれに反対する一番の理由。 第二、オバマケアは財源確保のためメディケア(高齢者医療保険)から7160億ドルもの資金が抜き取られる。 私はその金をメディケアへ戻す。 第三、選ばれもしない委員会が設置され、人々に対してどのような治療を受けることができるか指示するようになる。 第四 オバマケアが雇用に対してどう影響するかについての企業への全国的な調査があるが、それによると4分の3の回答が「雇用を控える」と回答している… 23百万もの失業者がいてですね大統領は過去2年間、国民に仕事を与えるために奮闘するのではなくて、仕事を奪うために奮闘してきたわけですよ。 一番良いのは、州単位でそれぞれにあった方法を選んで、それで人々の負担をどうやって軽減するかを考えればよいわけです。

 

我々は皆神の子不遇な人も、お年寄りも、問題を抱えている人も、障害を負っている人も。 我々は彼らを助ける。 しかし、同時に我々は個人が夢を追求する権利を守る 政府が個人の自由に介入するのではなく。 今政府は支配を拡大している…. 個人がそれぞれに夢を求めるよりも政府が計画するほうがよいのだとで、それが23百万の失業へと、6人に1人が貧困に陥ってる状況へと、フードスタンプ受給者が32百万人から47百万人へと増大する状況へと、50%もの大卒者が仕事を見つけられない状況へと、つながっているわけです。 新たなる道を求めようではないですか...

 

 

明確かつ具体的な方向性である。 公開ディベートであって予算委員会ではないから細かい資料の配布やプレゼンをするわけではない。 指導者として国をどの方向性に持っていくのかを国民に示すのが目的である。 ロムニー候補はその目的を果たしたと言える。 

 

ところで、ロムニー候補の言うことに具体性が無い、という意見は多いようである。 左翼が保守の政策を「具体性に欠ける」と感じるには理由がある。 それは、左翼が追求するのは社会のあらゆる細事をいかに国家が計画し施行するか、ということだからである。 例えば「レバーを提供するには何度で何分熱してからこれこれの手続きを経てすること」などである。 左翼が求めるのはこのような「具体性」であるが、そのような「具体性」を与えるのは「独裁者」であって「合衆国大統領」ではない、ということを理解する必要がある。

 

オバマ大統領を見据えて攻撃的に論を繰り出すロムニー候補に対し、オバマ大統領は9割方司会者とカメラの方を見ていた。 挑戦者を正面から見返すことが出来ず、いつも自分に見方してくれる左翼メディアに対して「うまいこと計らって助けてくれよ」とすがるかのようである。 理路整然と常識的な論を展開するロムニー候補に対してオバマ大統領は左翼の決まり文句と挑戦者の経済政策の間違った解釈を繰り返すだけ。 しかもしばしば途中で話の結論をどこに持っていきたいのか分からなくなる始末。

 

「海外に工場を移転する企業は現在税の控除を受けることが出来る...それが問題だ」というオバマ大統領に対し、ロムニー候補が「25年間ビジネスの世界にいるが、あなたが何を言っているのかさっぱり分かりませんね。 何なら新しい会計士でも雇いましょうか? 海外に業務を移したら税優遇を受けるなど、はっきり言って事実ではありません」と切り捨て、大統領は思わず下を向いてしまうという一幕すらあった。

 

党内でしのぎを削ってきた共和党候補と常に左翼メディアの擁護を受けてきた現職大統領の対戦としては予想通りの結果となったともいえる。 思い返せば長い長い選挙戦であったが、もうあと数週間を残すだけ、と考えると万感の思いである。 この選挙戦の動向を追い始めたのは実に去る2011年の6月だが、各候補は共和党内で1年以上もかけて激しい論戦を繰り広げ、一人また一人と脱落していった。 個人的には最後まで残ったサントラム候補に頑張ってもらいたかったが今はロムニー候補に希望を託したい。 アメリカ再生 というよりも日本人としては、資本主義経済の再生はこの選挙にかかっている。

 

参考:

討論会映像

討論会スクリプト

 

 

 

 

ロムニーの英断 ポール・ライアン副大統領へ

  • 2012.08.19 Sunday
  • 13:39
 

アメリカ大統領選は残すところ3か月を切った。 オバマ政権は本業の政権運営よりも挑戦者のロムニー候補への人格攻撃に血道をあげている。 『ロムニーが率いたべイン・キャピタルが資金提供を拒否したために炭鉱が閉鎖され、職を失った労働者の一人は癌を患った妻がいたが、失職とともに保険も失い、死ぬのを見守るしかなかった ロムニーは冷酷だ。 いいのか、ロムニーで』というような話を選挙コマーシャルで流している。 その後、実はこの労働者が失職したのはロムニーが退職してから何年も後の事であり、しかもその当時、妻は保険でカバーされていた、という事実が発覚した。 ロムニーとは関係ないわけである。 しかしなりふり構わぬオバマ陣営は弁解も謝罪も無し。 次々とネタをこしらえてはロムニー陣営を攻撃する。

 

一方共和党候補のロムニーは賢明な選択をした。 副大統領候補として選挙戦を戦う相方となったポール・ライアンはリバタリアンでもネオコンでも中道左派でもない。 ティーパーティー(茶会党)の保守、レーガンの保守、本流の保守である。 ポール・ライアンの思想には保守の柱が貫かれている。 すなわち、小さな政府、自由な経済、強い国防の三本柱である。 保守であるからにはこの三本柱が重要であり、どれが欠けても、それはカタワである。 なぜならばこれら三本の柱は相互に依存しており、どれかが欠ければ他が成り立たないからである。 ※だからロン・ポールはどこまで行っても異端でしかない。

 

ライアン議員はウィスコンシン州選出の下院議員として、増大する政府の歳出への対抗という分野で目覚ましい活躍をしてきた。 民主党がオバマ・ケアという医療からの市場経済原理排斥法案を強行採決する前に行われた両党派会談において、ライアン議員はオバマ大統領と直接対決している。 11月の選挙で共和党が勝利した暁にオバマ・ケアを撤廃させることを公言している。 

 

高齢者保健制度はもともと赤字だったが、オバマ・ケアによってUS$ 500billion5千億ドル)ものカネがこの保険基金から抜かれて政府の計画に充てられることになった。 この制度を継続することは不可能であり、その破綻は目前に来ている。 その高齢者保健制度を改革するため、ライアン氏はライアン・プランと呼ばれる医療保険制度への市場原理導入法案を掲げている。 「55歳以上の人間は既にこの制度に組み込まれている。 故に彼らからこの制度を奪うわけにはいかない。 彼らのための金は確保する。 しかし55歳未満の若い世代には破綻した制度から脱却する自由を与えなければならない。 医療保険のコストを下げなければならない。 そのためには医療保険業界における自由競争を実現しなければならない」 医療保険の話は結構難しいがまとめるとそのようなことである。

 

ライアン議員の参画により茶会党支持層は活気づくはずである。 だが氏のメッセージを受け取るのは茶会党だけではない。 ライアン氏の健康的な若さとエネルギー、そして反対者と議論する際にも見られる真摯な姿勢は民主党の殻に閉じこもった人々の心をも開かせるはずである。 保守主義の思想が明晰な頭脳と明快な思考によって具体化し、明瞭な語り口によって語られる。 オバマ陣営は強敵と対峙することになる。 バイデン副大統領は冷や汗をかいているはずである。

 

 

ポール・ライアン オバマ大統領を斬る

 

ポール・ライアン オバマ政権、財政、医療を語る

 

茶会党、ポール・ライアンを歓迎

 

 

追記:日本に必要なのは、まさにこういう政治家である。

エルサレムにて… ミット・ロムニー、神に近づく

  • 2012.08.05 Sunday
  • 23:40
 

リック・サントラムが敗退して以来しばらくアメリカ・大統領選への熱意が醒めていた。 しかしここにきて共和党候補ミット・ロムニー氏に勢いが出てきている。 保守派の意見に耳を傾けているせいかもしれないが、発言にエッジが効いてきている。 オバマ政権を退場させるためにはロムニーが勝つしかない。 熾烈なネガティブキャンペーンを経て、再び共和党がまとまりつつある。

 

ロムニー氏のエルサレム訪問は時期を得たものであった。 そしてスピーチは強力であった。

 

… My message to the people of Israel and the leaders of Iran is one and the same: I will not look away; and neither will my country. As Prime Minister Begin put it, in vivid and haunting words, “if an enemy of [the Jewish] people says he seeks to destroy us, believe him.”

 

We have seen the horrors of history. We will not stand by. We will not watch them play out again.

 

我々は(イスラエルを脅かす)イランから目を逸らしはしない。 そしてそれを許しはしない。

 

… But today, the regime in Iran is five years closer to developing nuclear weapons capability. Preventing that outcome must be our highest national security priority. I want to pause on this last point. It is sometimes said that those who are the most committed to stopping the Iranian regime from securing nuclear weapons are reckless and provocative and inviting war.

 

あらゆる手段でイランの核開発を阻止しようとする者が強硬派と呼ばれ、無思慮で挑戦的であると言われる。 

 

The opposite is true. We are the true peacemakers. History teaches with force and clarity that when the world’s most despotic regimes secure the world’s most destructive weapons, peace often gives way to oppression, to violence, or to devastating war.

 

全く逆である。 独裁者が危険な兵器を手にすれば平和が失われることは歴史を見れば明らかである。

 

We must not delude ourselves into thinking that containment is an option. We must lead the effort to prevent Iran from building and possessing nuclear weapons capability. We should employ any and all measures to dissuade the Iranian regime from its nuclear course, and it is our fervent hope that diplomatic and economic measures will do so. In the final analysis, of course, no option should be excluded. We recognize Israel’s right to defend itself, and that it is right for America to stand with you.

 

「封じ込め」による抑止は幻想である。 外交的努力はすべきである。 しかしいかなる手段も排除してはならない。 そしてアメリカはイスラエルの自国防衛権を支持し、そして我々はあなた方(イスラエル)と共にいるべきである。

 

… With Hezbollah rockets aimed at Israel from the north, and Hamas rockets aimed from the south, with much of the Middle East in tumult, and with Iran bent on nuclear arms, America’s vocal and demonstrated commitment to the defense of Israel is even more critical. Whenever the security of Israel is most in doubt, America’s commitment to Israel must be most secure.

 

イスラエルは北はヒズボラのロケット攻撃、南はハマスのロケット攻撃、そして周りを混乱する中東諸国という脅威に囲まれている。 イスラエルの安全が最も危うい時こそ、アメリカのイスラエルへの支持はもっと強固でなければならない。

 

… You have embraced economic liberty. You export technology, not tyranny or terrorism. And today, your innovators and entrepreneurs have made the desert bloom and have made for a better world.

 

イスラエルは自由な経済を手にいれた。 イスラエルは独裁とテロではなく、技術を輸出する。 イスラエルのイノベーションと起業精神は砂漠を緑化し、そして世界をより良くする。

 

… Finally, we both believe in freedom of expression, because we are confident in our ideas and in the ability of men and women to think for themselves. We do not fear open debate.

 

我々(イスラエルとアメリカ)は言論の自由を信じる。 なぜならば我々は個人持つ自ら考える能力を信頼するからである。

 

… I believe that the enduring alliance between the State of Israel and the United States of America is more than a strategic alliance: it is a force for good in the world.

 

イスラエルとアメリカの同盟は戦略的関係以上のものである。 それは世界における善である。

 

… By history and by conviction, our two countries are bound together. No individual, no nation, no world organization, will pry us apart. And as long as we stay together and stand together, there is no threat we cannot overcome and very little that we cannot achieve.

 

誰も我々の関係を割くことは出来ない。 我々が共にいれば、対抗することの出来ない脅威は無く、達成できない事は無い。

 

 

エルサレムは地球上で最も神に近い場所である。 ロムニーは大統領選を前にして神に近づいた。 そして神の意志で建国されたイスラエルとの絆を確かなものとした。 827日から始まる共和党大会からが選挙戦の本番である。

 

 

ロムニーのスピーチ Maggie's Notebookより

 

Mitt Romney in Jerusalem Delivers Strong Speech in Support of Israel; Warns Iran - Complete Video

 

Israeli PM Benjamin Netanyahu w/ Chris Wallace (FULL INTERVIEW) - Fox News Sunday

米大統領選 リック・サントラム 撤退

  • 2012.04.11 Wednesday
  • 22:30
 

「穏健派」ミット・ロムニーに対する保守の望みであったリック・サントラム氏が撤退を決意したのを知り、落胆のあまり膝から崩れんばかりである。 サントラム氏は資金力が無いながらも自らハンドルを握って車を運転し、全米の各州を回って人々にアメリカ再生を呼びかけてきた。 選挙が始まった去年の今頃から12月頃までは支持率はほとんど最下位であったが13日のアイオワ州予備選で驚きの勝利を果たした。

 

ミット・ロムニーは億単位のカネをネガティブキャンペーンに投入し、ミシェル・バックマン、リック・ペリー、ニュート・ギングリッチ(まだ残っているがほとんど停止状態)、ハーマン・ケインといった保守派を次々と葬り去ってきた。 保守を毛嫌いし左派に近いいわゆる中道派、穏健派を推す共和党指導部は全面的にロムニー指示に回り、サントラム氏は不利な戦いを強いられた。 にも関わらずアイオワ州やルイジアナ州での勝利のように、保守派間での圧倒的な支持の存在を示してきた。 しかしロムニーと共和党指導部の政治力と金権の壁は厚かったということである。

 

ロムニー自身には保守派の支持を集める力はない。 保守派にとってロムニーに投票する動機は「ロムニーはオバマよりはましである」という一点につきる。 ネガティブな動機である。 しかし今回の選挙は、アメリカの社会がオバマ政権二期目で更なる不幸な変質を遂げるかどうかの決定的な転換点である。 ロムニーがオバマに勝利できるかどうかは、自身のネガティブ・キャンペーンによって深い傷を負った共和党をどのようにして一致団結させられるか、誰を副大統領候補として指名するか、選挙はまだまだ続く。

 

Rick Santorum Suspends Presidential Campaign

http://www.youtube.com/watch?v=MgEGco0Tw2c

スーパーチューズデー

  • 2012.03.08 Thursday
  • 22:21

スーパーチューズデーで共和党候補の趨勢がほぼ決まると言われていたそうだが今回は違うようである。 今回よりはっきりしたのはロムニーの弱さとサントラムの強さである。 ロムニー候補は121の割合で選挙資金を注ぎ込みサントラム候補を圧倒している。 テレビやラジオでサントラムを攻撃するネガティブ・キャンペーンを張っている。 共和党史上最もえげつない中傷合戦となっていると言われる所以であるが、実のところ、他候補を中傷することに血道をあげているのはロムニーとポールの二人である。

 

保守コメンテーター、マーク・レヴィンがラジオのショーで指摘したが、ロムニーとポールは互いに対する攻撃は一切していない。 それどころか両者は裏で協力し合っている。 ポールは共和党の指名を得られる可能性はほとんど無い。 ロムニーが共和党候補になった暁には息子のランド・ポールを副大統領候補に指名してもらおうという目論見があるのではという憶測もある。 この二人は今まで保守の候補をあの手この手を使って引きずりおろしてきた。 中傷合戦ではなく、中傷作戦である。

 

日本のメディアは「中傷合戦に明け暮れる共和党候補達を尻目にオバマ大統領は再選への自信に胸を張る」というような論調であるが、事実が全然見えていない。 アメリカの左翼メディアを翻訳しているだけだから仕方がないのだが。 オバマの再選を許せばアメリカ社会は本質的な部分で変質を迫られることになる。 ヨーロッパや日本のような社会主義に向かうことになる。 それに対して保守派はもうこれが挽回の最後のチャンスであるという悲愴な決意を抱いている。 

 

いずれにしても、予備選はまだまだ続く。 サントラムはミシガン州で見せたように保守派だけでなく中道派や民主党員をも取り込む説得力を発揮しつつある。 オハイオ州では最後までロムニーと拮抗した。 結局はロムニーが勝利したがその差はわずか。 サントラムは一般の予想を超えた健闘をしたと言える。 逆に言えば、これだけの選挙資金を投入したにも関わらずロムニーは「圧勝できなかった」のである。 たとえ資金潤沢なロムニーであってもオバマという現役大統領に相手にして資金面で有意に立つことは絶対に有り得ない。 カネではなく、言葉と行動で国民の心をつかまなくてはならない。 3月、4月、5月と情勢は刻一刻と変化する。 今はまだ誰が勝とも何とも言えないが、その重要性から言って歴史的な予備選、そして大統領選となるはずである。

コンドーム大統領

  • 2012.03.05 Monday
  • 22:14
 

日本の首相は次から次へと取り換えられて情けない限りであるが、今のアメリカの大統領もぶざまである。 初の黒人大統領、President of Hope and Changeということで期待を背負って就任したものの、経済も外交も全然ダメである。 そんな大統領を保守派が形容する言葉がふるっている。 

 

「フードスタンプ大統領 」ラッシュ・リンボー 

フードスタンプというのは、生活保護のようなもので、失業者や低所得者が政府から支給される食券のようなものである。 オバマ氏が大統領になって以来失業率が全く良くならない。 フードスタンプを使う国民は増える一方である。 それどころか最近は数字をごまかして8.3%まで下がった、すごいぞ!などとメディアを使って宣伝する始末。 正にフードスタンプはオバマ政権を象徴するものである。 だから、保守のコメンテーター、ラッシュ・リンボーはオバマ大統領をFood Stamp Presidentと形容したのである。 まあ、今のサンドラ・フルーク事件の騒ぎには負けるが、結構非難を受けたものである。 貧困層は黒人が多い...フードスタンプ = 黒人 オバマ大統領黒人差別だ!と。 

 

「コンドーム大統領」マーク・レヴィン

避妊具や避妊薬を保険でカバーすることを義務付けるとした法案のことである。 アメリカは雇用主が保険をかけるが、雇用主の宗教的な理由などで保険プログラムで避妊をカバーしていないことがある。 しかし保険などあろうがあるまいが、避妊具などはドラッグストアやコンビニなどでどうでもよい値段で買うことが出来る。 それを買えずに困っている人間は一人として存在しないと断言出来る。 故に問題は存在しない。 それをなぜ「法案」にまでしたのか。 それはオバマ大統領と民主党議会の信教の自由への敵愾心に他ならない。 信教上の理由などは許さん、絶対にカバーしろ、嫌なら罰金を払え、と。

 

今アメリカが内政的に直面しているのは大不況、そして外交的に直面しているのはイラクでの敗北、アフガニスタンでの戦況悪化、そして核を開発するイランである。 これらに対して少しは有効な手立てを打つどころか、ゴルフにうつつを抜かしながら「コンドームが手に入らない人々を救え!」と政治力を結集している始末。 だから、保守のコメンテーターであり、ラッシュ・リンボーの盟友であるマーク・レヴィンはオバマ大統領を「コンドーム大統領」と形容したのである。

 

「俗物根性大統領」リック・サントラム

オバマ大統領は「全てのアメリカ人が大学進学をすることを希望する」と発言した。 大学が専門的な学問を修める場所から役に立たない知識と思想を刷り込まれる場所に変質してから久しい。 大学は遊園地とも形容されるが、まあ変に真面目に勉強などしてマルクス思想で洗脳されるくらいならばバカになり切って遊ぶ方がましであろう。 大学が左翼の巣窟なのだから大学教授でまともな人間が極めて少ないわけである。

 

リック・サントラムは遊説中にこのオバマ発言に対して「What a snob!  There are good decent men and women, go out and work hard everyday, and put their skills to test that aren't taught by some liberal college professors trying to indoctrinate them!」と喝破し、聴衆は拍手喝采で答えた。

 

日本の政治には保守と全体主義(左翼)の明確さがない。 政治家の話を聞いているとほとんどが社会主義者のようである。 コメンテーターも同じである。 幸福実現党のような明確に自由主義を掲げる政党が無い。 なんだか非常に混沌としている。 なにがなんだか分からない。 真実が見えてこない。 しかしアメリカの政治論争を見て頭を整理してから日本を振り返ると意外とよくわかるのである。 だからこれから11月の選挙、いやその前に共和党の指名候補争いが大変興味深いのである。

 

 

Rick Santorum

"What a snob!"

http://www.youtube.com/watch?v=NkjbJOSwq3A

 

Sean Hannity Special: Faith In America 02/10/2012

http://www.youtube.com/watch?v=Zl-EqNRS-Ss

 

Rick Santorum

Obama's radical ideology

http://www.youtube.com/watch?v=SYgk9wnbBRI

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