放射能騒動にみる日本の未熟な民主主義

  • 2012.04.25 Wednesday
  • 20:43
 

農家の方々は知ったかぶりな役人の気まぐれに振り回されて大変気の毒なことである。 それと同時に以下一連の流れは日本の民主主義がいかに未熟で未発達であるかを如実に示している。

 

以下Yomiuri Onlineより一部転記

 

厚生省と農水省が連発する畜産物や海産物の放射能値の基準についての曖昧で相反する通知のために生産者が混乱している。 当初は1キロあたり500ベクレルだったのを4月から100ベクレルにしつつ、牛肉だけは半年猶予して500ベクレルを据え置くとした後に急に間際の3月になって、やはり牛肉も100ベクレルを超えるものは廃棄処分するようにと自治体に通知を出し、自治体はそれに従って生産者に通知したところ、生産者からどうなっているのか、という問い合わせが多く寄せられたそうである。 厚生省の食肉鶏卵課によると、「牛肉は冷凍で長期保存される。基準が厳しくなる秋に向けて、暫定規制値時代の牛肉を減らすため」という「消費者を意識した狙い」があるそうである。 

 

霞ヶ関の役人が乏しい知識、狭い見識、浅い知恵をもとに何を狙おうが知ったことではないが、勝手に狙いをつけられた農家はたまったものではない。

 

第一に、事実として500であろうが100であろうが、もしくは1,000であろうが10,000であろうが健康には全く影響は無い。 これは専門化と科学者と事実によって証明されている。 それを規制しようなどという行為は単に迷惑であるだけでなく経済行為の阻害であって言語道断である。

 

第二に、生産者にとって畜産物・海産物は「金」であり「所有物」である。 金なり所有物を他人が「捨てろ」という権限は無い。 ましてや国民から信任を受けたわけでもない役人がそのような権限を認められてよいはずが無い。 これは役所がその判断により個人、企業、農家から所有物を収奪する行為である。

 

このような行為はソビエト連邦や中華人民共和国で行われてきた。 個人の所有が認められておらず、全ては「人民の代表である」国家が所有するのであるから当然である。 ソビエト連邦ではスターリンの「英知」に従って農業集団化と強制移住が行われて多くの死者を出した。 中国では毛沢東の「英知」に従って文化大革命が行われてやはり多くの死者を出した。

 

今日の日本も彼らの足跡を辿ろうとしているようである。 日本には上の役所のように「英知を持つ組織」がひしめき、互いの「英知」を競っている。 犠牲者が出ないことを祈る。

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