フロンガス規制は二酸化炭素規制の前章

  • 2012.05.13 Sunday
  • 16:28
 

地球温暖化というフィクションをでっち上げ、その原因を人間の経済活動から排出される二酸化炭素であるとし、人間が生きる行為そのものである経済活動を地球規模で規制しようとする環境左翼運動には前章があった。 それは1980年代から始まったフロンガス規制である。

 

1980年後半から1990年代前半にかけて、フロンガスが「いかに危険なものであるか」ということが世間で話題になり、冷蔵庫やエアコンをはじめとする電化製品等が次々と規制の対象となったことは既に古い記憶となっている。 地球温暖化を怪しいとする人々も、フロンガスについては妥当な規制であったと考える人間が多いはずである。 自分自身のことを言えば、当時から最近まで一点の疑いも抱かなかったものである。

 

しかしこの規制も数多くの政府による規制の例にもれず、無為・無駄・無意味を体現するものであったことが明らかになりつつある。 この規制のおかげで我々消費者は本来であれば遥かに安価であるはずの商品を何倍もの価格で買わされる羽目になったし、発展途上国の貧しい人々は文明の利器の恩恵を阻まれることになった。 この規制があるがために、多くの人々が多くの時間と労力を費やし、多くの企業が莫大な費用を負担してきたはずである。

 

フロンガスはデュポン社の特許商品であった。 しかしその当時、デュポンはその特許が失効するのを目前に控えていた。 特許が無くなれば商品はコモディティ化し価格は大幅に下がる。 そしてデュポンはフロンガスの代替品を開発していたが、開発は最終段階に入り、特許も取得していた。 そこへフロンガス悪玉論が持ち上がった。 デュポンは当初規制に反対したが、その後180度方向転換した。 むしろ規制によって大儲けできるチャンスであると判断したのである。 規制によって「今のフロンガス」が違法になれば他社の参入が出来なくなる。 その代りに非合法化された「今のフロンガス」よりも何倍も高価な特許品である代替品を堂々と売れるのである。 いやむしろこの規制は、家電業界は、フロンガスを使用する現存の家電製品をデュポンの代替品に対応する家電製品に切り替えなければならないということが「法律によって」定められるとういことを意味する。 事実、この規制によってデュポンは莫大な利益を得ることになった。

 

デュポンの悪口を言いたいのではない。 デュポンは一企業として、社員と株主のため、利益を最大化させるために状況を利用したまでである。 問題は規制によって本来資本主義経済が持っている競争の原理が歪められ、その結果、消費者そして経済全体が甚大な不利益を被ったことである。 そしてその規制は国境をも越えてあまりにも広く経済に影響を及ぼしたため、いったい幾らの損失が生まれたのか把握することすら難しいということである。

 

太陽から出る紫外線が地球の上層大気にぶつかってオゾン層が生成される。 紫外線が当たらなければオゾン層は生成されない。 オゾンは不安定な気体であり、気体中の塩素により常に破壊されている。 生成と破壊が絶え間なく繰り返されている。 南極で発見されたとされるオゾン層の穴は冬季であり日照は無い、よって紫外線の無い、だからオゾン層の生成も無い。 穴があって当然である。 フロンガスは41の割合で空気よりも重い。 重い物は物理の法則に従って重力に引っ張られる。 風が吹こうが嵐が吹こうが竜巻が吹こうがそのうちに下へ向かう。 だからフロンガスが成層圏まで上がって行ってオゾン層に影響を与えるなどということが起ころうはずがない。

 

フロンガスが規制されて20年以上経ったが南極圏と北極圏のオゾン層は増減増減のサイクルを繰り返している。 太陽光が多い季節はオゾンが増え、無い季節はオゾンが減る。 皮膚がんが増えているなどという統計はどこにも無い。 ペンギンが絶滅の危機に瀕しているなどという統計も無い。 すべては机上の空論だったわけである。 結局そのために我々は貴重な資源と財産と時間を壮大なスケールで無駄にしたわけである。

 

地球は何事も無いかのように自転と公転を繰り返す。 動物たちも、植物たちも、何事も無いかのように生まれ、育ち、そして死んでいく。 オゾンに穴が開いただの、紫外線が降ってくるだの、気温が上がるだの、海面が上がるだのなんだのと大騒ぎしている馬鹿は人間だけである。

 

 

American Thinker 2010/2/4David Van Dykeの記事を参照

http://www.americanthinker.com/2010/02/the_cfc_ban_global_warmings_pi.html

 

Peril Up in the Air by Patrick J. Michaels

http://www.cato.org/publications/commentary/peril-air

 

What To Do About Environmental Overkill - Part 1 of 4 (Dr. Dixy Lee Ray)

http://www.youtube.com/watch?v=V-uAQKjOGn4

 

What To Do About Environmental Overkill - Part 2 of 4 (Dr. Dixy Lee Ray)

http://www.youtube.com/watch?v=bijJ1hDKzQY&feature=relmfu

 

What To Do About Environmental Overkill - Part 3 of 4 (Dr. Dixy Lee Ray)

http://www.youtube.com/watch?v=N9cgukH0Pfg&feature=relmfu

 

What To Do About Environmental Overkill - Part 4 of 4 (Dr. Dixy Lee Ray)

http://www.youtube.com/watch?v=77tUyrQg4BM&feature=relmfu

 

Dr. Dixy Lee Ray1993年の講演。 当時から環境主義の台頭に警鐘を鳴らす人物がいた。 慧眼と常識の持ち主である。

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