副大統領候補・討論会 ポール・ライアンの絶対的勝利

  • 2012.10.14 Sunday
  • 00:05
 

ケンタッキー州ダンビルで行われた米大統領選副大統領候補のテレビ討論会、その結果はCNNではライアン候補48%、バイデン副大統領44%でややライアンのほうが勝ち、あるいは別の調査ではほぼ引き分け、あるいはバイデン副大統領の勝ち、のようにまちまちである。 だが私はライアン候補の絶対的勝利であると断ずる。 なぜか。 

 

第一、各論においてバイデン氏は嘘に嘘を重ねた。 いまどき映像は即日ユーチューブで世界に流れる。 そして映像は永久に残る。 嘘は即日あるいは数日で明らかとなり、政権終了まで追いかけてくるはずである。

 

第二、左翼の決まり文句と詭弁と嘘を頑迷に繰り返した老いぼれたバイデン氏と、一方、対戦相手、司会者、そして視聴者に対する敬意を最後まで維持し、理路整然と論を進めた若くエネルギーに満ちたライアン氏のコントラストは明白であった。 大統領の次のポストである副大統領としてどちらがふさわしいか、常識の目には明らかである。

 

第三、バイデン氏は司会者のあからさまな援護射撃を受けながら相手を途中で遮ったり嘲笑したりと失礼な言動を繰り返した。 バイデン氏はライアン氏の話を途中で遮ること計82回、司会者がライアン氏の話をさえぎること計32回。 これはもう11の対戦ではない。 21である。 21であるだけではない。 討論会を仕切る司会者が一方に加勢しての対戦である。 その状況でライアン氏は最後まで冷静さと礼儀を保ち続けた。 それでCNNの結果が48-44である。

 

バイデン氏はリビアのベンガジで起きた米領事館襲撃に関して致命的な嘘をついた。 この事件でクリストファー・スティーブンス大使以下アメリカ人4名が犠牲になった(テロリストにより惨殺された)。 911日、つい先月の出来事である。 

 

バイデン氏『特に特別な警備が必要だとは我々は聞いていなかったのですよ。 より厳重な警備を付けてほしいという希望があったということもその時は知らなかったのです。 情報機関からも(必要ない)と聞いていたし。 情報機関はその後で見解を変えたようだけど

 

またバイデン氏は、オバマ政権の外交政策を国民の安全を脅かすものとして断罪するライアン氏に対してこう明言した。 『たわ言ばっかりいいやがって全部出まかせだまず、(ライアンは)領事館警備について説教垂れてるけど、ここにいる議員さん(ライアン)は海外大使館「警備の」経費予算を3億ドルもカットした張本人だよ。 警備だなどと、よく言うよ

 

今回の討論会と時を同じくして連邦議会の公聴会が開かれ、国務省高官に対する聞き取りが行われた。 そこで2名の高官が証言した。 「我々は(数か月前から)何度も警備増強の要請を受けたが全て拒否してきた」と。 また、「予算がカットされたから警備を増強しなかったのですか?」という質問に対し、高官の一人であるシャーリーン・ラムは明言している。 「いいえ、違います」と。 ライアン氏が述べているとおり、遥かに安全なフランスのパリで海兵部隊が大使を守っているのである。 予算が足りない、などということがあるわけがない。

 

911日はアメリカ国民にとって忘れられない日である。 その日に何かが起こる可能性が高いことは政府高官でなくとも分かる。 きな臭い動きを見せる中東やアフリカのイスラム圏では特にである。 しかも数か月前から再三にわたって警備増強の要請があったにも関わらず。 オバマ政権はもみ消しに血道をあげている。 7月からネットに流れている「反イスラム?映画」がこの事件を引き起こしたのだと。 あろうことか自分の責任を棚に上げてロムニー・ライアン陣営を「この悲劇に乗じて政治的ポイントを稼ごうとしている」などと非難する始末。 ところでこの「映画」は僅か14分ほどの他愛もない駄作である。

 

討論におけるバイデン副大統領の態度は最悪の一言である。 映像と画像で見ていくのが分かりやすい。


 

防衛について(中東情勢に関連して)

ライアン候補『破滅的な防衛能力カットを行うべきではない。 なぜならば我々が自らの価値感について言葉を濁すとき、防衛能力削減を行うとき、我々の安全は脅かされるからです。 その姿勢は弱さを伝えます。 そして我々が弱く見えるとき、敵は我々を試そうとします

 

馬鹿にしきってにやけた顔のバイデン副大統領今も兵士達が命を懸けて戦っているのだが

 

ライアン候補『いいですか、(ベンガジ事件がおきたのは)9.11です。 リビアはアルカイダがいることは周知の事実でした。 北アフリカ一帯でアルカイダとその一味が増長していたことは皆知っていました。 そして我々はベンガジの大使に海兵隊警備を付けなかった!?

 

 

イラン情勢について

ライアン候補『2年間もの間、イランは現政権が制裁内容を薄めてきたのを見ていたその間彼らは核開発に邁進しててきた。 イランは現政権がイスラエルと距離を置くのを見ていたネタニヤフ首相がニューヨークを訪問したとき大統領は彼と会うのを断ってテレビのお笑いショーに出ていた彼らは全く考えを変えていないのです。 彼らの気を変えさせる...それがロムニー・ライアン政権のやろうとしていることなのです。 そして彼らは(司会者に遮られる)』

 


馬鹿にしたように嘲笑するバイデン副大統領  同盟国イスラエルにとって存亡に関わる問題なのだが

 


司会者が割って入り
で? で? どうやってそんな早くできるんですか? ネタニヤフ首相はこのあいだ発表しましたが4月が限度だと... あなた方が政権を取ったらそんなに早く解決できるんですか?

 

ライアン氏が核心をつくたびに司会者は『でも!これはどうなんですか? あれはどうなんですか?』、もしくは『さっ!ではこの話題に移りましょう!』といって邪魔をする。 副大統領がいきなり割って入っても注意もしない。

 


ライアン氏が話している途中でいきなり割って入る副大統領

 


司会者はそのまま副大統領がしゃべり続けるのを許し



ライアン氏の順番になるとクスクス笑いをしたり「何いってやんだ」「勘弁してくれよ」などと呟く

 

38:46 ライアン氏 メディケア(高齢者医療保険)について 

今この制度を改革しなければ、今の高齢者たちが支給カットされるのです...

 


真剣に論を進めるライアン氏を馬鹿にしたように天を仰ぐバイデン副大統領



ライアン氏 巨額公的資金による景気対策について

国民の税金をフィンランドの電気自動車へ、中国の風力発電へ注入するのはいかがなものですか? 中国から借金した金を様々な利害関係者にばらまくのはいかがなものですか? 公約していた5百万のグリーン・ジョブはどうなったのですか...』(司会者がすかさず割って入り話題を逸らす)

 



バイデン氏を見据えて問い詰めるライアン氏



後半になるとすっかりエネルギーを消耗し、消沈した話しぶりになるバイデン副大統領

 


しかし敬意をもって話に耳を傾けるライアン氏

 


ライアン氏 税制について

私たちはの税制改革計画の大前提は景気拡大と雇用増大なのです。 それにより7百万の雇用が創出されると予想されています。 個人と企業から28%の税金をもらえば十分です。 大統領は44.8%の税率が妥当という。 年収25万ドルの個人や企業が100%課税されたとしてもせいぜい政府は98日しか動けません。 納税者が昨年倍払っていたとしても、3千億ドルの赤字なのです。 「金持ち」にどれだけ課税しても支出を補うのは無理なのです。 だから、「金持ちから取れ」という言葉を聞いたら、それは「自分が課税される」ということなのです  私の出身地に近いカナダの州では税率を15%に落としています。 世界でも一般的には25%前後です。 しかし大統領は40%まで上げようとしている 雇用の2分の3は中小企業が創出します。 実際の税率は53%にもなり、71万もの雇用喪失につながります。 そして、増税によっても赤字の10%しか賄えない私たちが提唱しているのは、税率を全面的に下げると同時に特に高所得者の抜け道をふさぐ 赤字を増やすな、中間層の税金を上げるな、高所得者の税率を下げるな...という3つの柱なのです

 

ライアン氏が喋る途中で左翼の司会者は意地悪く邪魔をする(役割は司会なのか、それとも一緒に論戦しているのか?)。 『あなたはずうっと、その、20パーセントの減税について「具体的な」説明を拒否していますよね あるんですか? 具体的な政策が それとも未だに「考え中」なんですかねぇだから有権者にそれが言えないんですかねぇ? 分かってますか? 自分が何をやっているか?

 

ライアン氏はそれでも根気強く説明する。 『私たちがやろうとしているのは「枠組み」を作ること。 そしてかつてレーガン大統領がオニール議長と協働して成し遂げたようにその枠組みの中で議会の両党派の合意を目指したいのです』 左翼というのは独裁者に抵抗が無いのでこのようなことを言われても全然ピンとこないに違いない。 あるいは自分の気にいらない意見は全て「具体性が無い」か「突拍子もない」か「極悪非道」になってしまうのであろう。

 

 

アフガニスタンについて

司会者の「なぜあなた方はアフガニスタンに居続けたいのですか?」という意地悪な質問に対しライアン氏が答える。 『2014年に撤退をさせたい。 しかし成功させなければならない。 そのためには撤退の日を設定して発表するのは間違い。 敵のカレンダーに印をつけてあげるようなものです』(司会者は執拗に『でも撤退するんですよね? 時期を決めなきゃ分からないじゃないですか!』と食い下がる) 

 

いつ撤退します、といいながら戦う戦争は無い。 相手に勝って目的を達したら適切な段階を経て撤退するのである。 常識的な人間であれば分かるはずである。

 


最終弁論 バイデン副大統領 なぜかすっかり沈んだ雰囲気で時折司会者に目をやりつつ喋る

 


最終弁論 ライアン候補 カメラを直視し国民に語りかける

 


明白な選択です。 一方は停滞する経済による更なる政府への依存、一方はダイナミックに成長する経済による機会と雇用の促進。 ロムニーと私は困難から逃げない。 そして4年間他者に責任を転嫁することはしない。 私たちは責任を負う。 そして建国の理念を守る。 私たちは建国の理念を再び適用する明白な選択です。 そしてこの選択はあなた方次第です。 投票をお願いします。 ありがとうござます


傲岸不遜と後退と惨めさ...
謙虚さと前進と繁栄...
明白な選択である。


 

参考

 

Raddatz white house connection

 

unemployment rate in Biden’s hometown

 

Biden makes liars out

 

Biden Interrupted Ryan 82 Times

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