ロムニーまたも完勝、そしてメディアの誤報

  • 2012.10.19 Friday
  • 09:41

大統領選・第二回目の討論会ではオバマ大統領が優勢だったとかいう報道があるが、それは左翼メディアの誤報、というか情報操作である。 一般メディアは今回の大統領選挙に対する報道で徹底して左翼性を証明している。 社会は本当の情報を欲しているがこの情報化時代にあってですら本当の情報は希少価値である。 情報を伝えるのは根本的には知性である。 左翼思想と知性は水と油の関係である。 故に左翼メディアが本当の情報を伝えることは、太陽が西から昇るくらいにあり得ない。

 

第二回目の討論会はロムニー候補の完勝であった。 それを説明するにもはや多言を要しない。 大統領候補の討論会は芸能パフォーマンスではない。 喋りや駄洒落や歌や踊りが上手いか下手かを競うものではない。 国家観、思想哲学、実績を基に国家の将来像を描き、国民の信をめぐって双方が火花を散らすのが討論会である。 自由と豊かさを尊ぶ大多数のアメリカ国民の心情からかけ離れた国家観・思想哲学を持ち、後退と惨めさの実績しかない大統領から中身のある言葉が出てこようはずがないのである。

 

オバマ大統領は1回目の討論会とはうって変って攻撃的であった。 しかし現職大統領の風格はみじんも感じることは出来なかった。 対するロムニー氏は大統領の繰り出したパンチをよけて腕をひねりあげるかのように大統領のあがきを抑え、これから大統領になるだろう人物として相応しい重みを見せつつ堂々たる議論の展開を行った。

 

攻撃的であるというのと中身があるというのとは別である。 大統領は中身ではなく嘘のつきまくりで勝負した。 嘘でも何でも言ってしまえばこっちもの、という感じである。 「私の在任中にエネルギー生産量は最大になった 再生可能エネルギーも増やしたが石油や石炭も大幅に増やした私は税金を下げた 私は雇用を作りだした医療保険改革のおかげで人々は安心して暮らせるようになった 」 これら全て嘘である。 嘘も堂々と言い切れば真実になると言わんばかりである。 ロムニー候補はそれに対して事実をぶつけた。 

 

23百万人もの人々が仕事を見つけようともがいてる。 そしてその多くが長いあいだ失業状態にある。 大統領は過去4年間政策を実行してきたが、アメリカは仕事に就けずにいる。 今日の就業者数は大統領が就任した時よりも少ない。 現時点での失業者数が7.8%であれば大統領が就任した時点でも7.8%だった。 しかし(あまりに長きにわたる不況で)就労を諦めた人々も計算に入れれば10.7%になる。 大統領は5百万の雇用を作ったと言うが、事実は5百万の職が失われたのだ。 貧困は広がっている...6人に1人が貧困層だ。 350万もの女性達が貧困に陥っている フードスタンプ受給者は大統領就任時の32百万から47百万に増えた。 経済は時を経るごとに失速している...  

 

減少の一途を辿る連邦所有地での石油・ガス産出。 採掘許可や認可を半分に削減した大統領。 民間の土地での石油採掘を敵視し犯罪者扱いにする大統領の意を受けたEPA(環境庁) 我々の豊富な資源を活用すれば、8年以内に北米のエネルギー独立を果たすことが出来る..  低コストで豊富なエネルギー資源を最大限活用することで製造業を復活させることが出来る

 

ガソリン価格がガロン当たり4ドルにもなる状況について、大統領は奇妙な説明をした。 大統領就任時にガソリンが1.8ドル程度だったのは経済が崩壊寸前だったからなのだと。 現在の価格高騰は現政権の人為的な操作ではなく、「景気回復」によるものだ、と言いたいわけである。 不安定化する生活、下がる収入、上がる生活コストに苦しむ人々にはさぞかし「朗報」だったのではないか。

 

今回の討論会も前回の副大統領候補討論会と同様に左翼の司会者が現職大統領のあからさまな援護に回った。  現政権の政策による増税と財政赤字に対比させ、「減税と税制度簡略化による雇用創出と財政均衡を同時に成し遂げよう」という政策を繰り返し説明するロムニー氏に対してオバマ大統領は「計算に合わない」と反論する。 それに加勢して司会者は「計算は合わないのだから20%減税は見直してはどうか」と吹っかける。 それに対してロムニーは相手がぐうの音も出ない反撃をする。 

 

計算は合うに決まっているではないですか。 私は25年間も企業を経営して財政を均衡させてきたのですよ。 オリンピックを運営して、マサチューセッツ州を運営して、それで財政を均衡させてきたのですよ "計算が合わない"といえば、オバマ大統領こそ"計算に合わない"ことをやっているから5兆ドルもの新たな負債を抱えるわけですよ

 

自分の惨めな実績を棚に上げて相手の政策を「計算に合わない」だの「具体性が無い」だのとつっつくオバマ大統領左翼運動家でしかなかったオバマ大統領の言葉、経験と実績に裏付けられたロムニー氏の言葉、その重みの差は明らかである。

 

オバマ大統領はしきりに「女性の見方」を演出しようとした。 避妊具・避妊薬を保険会社はカバーしなければならないとしたオバマケアを礼賛する一方、ロムニー候補を「女性の敵」とし、「ロムニーは(従業員の医療保険をかける)雇用者に女性が避妊具・避妊薬を入手出来る出来ないの決定権を持つべきだとしている」などという事実無根の誹謗中傷を投げつけた。 医療保険の適用が無かろうが、いまどき避妊具・避妊薬など10ドル以下でどこでも簡単に手に入る。 不況が続く中、間違いないのは男性も女性も生活が困難に陥っているということである。 この事実から目を逸らして避妊具をネタに女性を釣ろうとは、女性の知能レベルを甚だしく馬鹿にした行為である。

 

アメリカ大使らが犠牲になったリビア・ベンガジの事件について話が及んだ。 ベンガジの事件とは、大使らが数か月前からテロの危険性を察知して繰り返し警備増強を求めていたにも関わらず、そのたびに現政権が要請を却下しており、事件の24時間前に具体的な領事館攻撃の情報を入手していたにも関わらず何のアクションも取らなかったことによって起きた事件である。 オバマ政権は自らの不手際をごまかすために、その後何週間も事件をテロリストによるものだと認めず、「反イスラム映画」が引き起こしたものであると至る所で吹聴してきた。 オバマ大統領は司会者の援護を受けるなか意気揚々と嘘を言い放った。 「事件の次の日、私はホワイトハウスからアメリカ国民に向けて事実を明確に伝えた。 事件はテロによるものだと。 彼らを絶対に許さないと

 

現職の大統領が国民注視の中、国家の安全にかかわる問題について嘘を言い放つ。 これ自体が重大な事件である。 当然ロムニー候補は捕まえる。 大統領を見据えて「あなたが今言った『事件の次の日〜』は本当ですか? 本当なのですか? え?」 大統領は明らかにうろたえていた。 「いいから先に進めてください。 スクリプトを見てください」 すかさず司会者が援護に割って入る。 「大統領は確かにそう言いました」と。 大統領は勢いを得たと思ってか「キャンディー(司会者)、もっと声を上げて!」 司会者は更に繰り返す「大統領は確かにそう言いました」 2者が必死になってロムニーを抑えようとしていた。 

 

大統領が実際に事件翌日に述べた「我々はテロに屈しない」は11年前に起きた911を含めたテロを総くくりにして述べたものであって、ベンガジに関してではない。 これは実際の映像(つぎはぎ無しの)を見れば火を見るよりも明らかである。 嘘はつかれてしまった 大統領と司会者によって。 そしてその嘘は未来永劫残ることになる。

 

今回の討論会は「嘘・虚偽・ごまかし・無責任」と「事実・真実・実績・希望」との戦いであった。 オバマ大統領は前者、ロムニー候補は後者であった。 いかに大統領がアグレッシブに嘘を言いきろうが、司会者が割って入ろうが、事実を隠すことはもはや不可能である。 ロムニー氏への支持は確実に広がっている。 オバマ政権の末期は確実に近づいている。



 


"I think the president just said something which which is that on the day after the attack he went into the Rose Garden and said that this was an act of terror"

 

"You said in the Rose Garden the day after the attack, it was an act of terror.  It was not a spontaneous demonstration, is that what you’re saying?"


 

"Please proceed governor"    

"Get the transcript"


 

"It — it — it — he did in fact, sir. So let me — let me call it an act of terror…"


日本のマスコミはこの場面を「ロムニーがやっつけられた」として報道している。 事実は真逆である。 

 

 

討論会映像

 

スクリプト

 

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