”イスラム国”が示すイスラムの脅威

  • 2015.02.09 Monday
  • 01:58

テロ組織、イスラム国によって湯川、後藤両氏が斬首され、ヨルダンの空軍パイロット、ムアーズ・カサースベ中尉がガソリンをかけられて生きたまま焼き殺された。 一連の出来事はイスラム国の残忍さを強く印象づけた。

イスラム国(ISIS, ISIL)に対する非難の声は当然ながら、気になるのは「イスラム国とイスラム教は無関係である」、「テロ行為はイスラム教では認められていない」、「イスラムは本来は平和と寛容の宗教であって、テロリストは本当のイスラム教徒ではない。 彼らはイスラムを冒涜している」という毎度ながらの合唱が聞こえてくることである。

アメリカのオバマ大統領やイギリスのキャメロン首相がしたり顔でこういった発言をし、多くの人々が受け売りしてソーシャル・メディアやウェブサイトのコメント欄で同じ発言を繰り返す。 特に日本では「”イスラム国”という呼び名はイスラム教への不当な風評被害をもたらすために不適切である」という意見が飛び交っている。

これはいかにイスラム教が曲解されているかの証左である。 イスラムの本質を知るのにイスラム教の詳しい教義を学ぶ必要はない。 イスラム教の指導者がイスラム教徒に対してどのような教えを与えているかを見ればよい。 そしてイスラム教徒が冒頭のテロに対してどのような態度をとっているかを見ればよい。 良い宗教は良き行為をもたらし、悪しき宗教は悪しき行為をもたらす。 宗教の価値とは、まさにその信徒がどのような行動をとるかで決まると言っても過言ではない。

「イスラムにおいて同性愛者が受けるべき罰は死刑である」



 「妻を殴るのは、上位の存在である主人に対して信愛と尊敬を持って接するように態度を改善させるためである」


 「ユダヤ人は我々の敵である。 ユダヤ人を見つけ出し、殺さなければならない」


 「イスラムに背を向ける者は捕まえて首を斬らなければならない」


 「テロはイスラムにもキリスト教にもユダヤ教にもある(ISISをテロリストと呼ぶことを拒否)」


イギリスのモスクにて潜入取材
 「異教徒は敵であり、イスラムを離脱する者は殺すべし」



テロ行為とイスラム教が関係無いのであれば、これらイスラム教指導者は揃いも揃ってイスラム教徒ではない、とでも言うのであろうか。

イスラム国はISIS (Islamic State of Iraq and Syria) /ISIL (Islamic State of Iraq and Lavant)の訳である。 Islamic Stateはまさにイスラム国であり、それ以外に訳しようがない。 イスラム国という呼称がイスラムに対する「不当な敵愾心」を呼び起こすのであれば、問題は我々ではなく、イスラム国という呼称を使うテロ武装集団側にある。

もしもある組織が「日本国」と自称してテロを企てたとしたら、我々日本人は他国のメディアに「”日本国”という呼称を使わないように」と求めることなど考える以前にこの組織に対してしかるべき手段で対抗措置をとるであろう。 そしてそれが世界のメディアで報じられよう。

名古屋にあるモスクが”イスラム国”呼称の不使用を訴え、愚かな日本人がそれを後押ししているようである(リンク)。 イスラム教徒でもない日本人がイスラム教徒の代わりに自国のメディアに対して「”イスラム国”という呼称を使わないように」などと求めるのがいかに滑稽であるかが分かろうというものである。 また、エルドガンの下でイスラム主義政策をとるトルコ政府から”イスラム国”の呼称を使わないようにとの要請があるようであるが、外国からの圧力を受けて呼称を変えるとするならば言語道断である(リンク)。

イスラム国のテロリストがイスラムを冒涜している、というのならば、同じく「イスラムに対する冒涜」とされたシャルリー・ヘブドの風刺画に対して世界中のイスラム圏で見られたようなデモが一つも見られないのは何故なのかを考えてみればよい。

シャルリー・ヘブド雑誌社の風刺画に対するデモ



ヨルダン空軍パイロットの焼殺し映像が世界に衝撃を与えた直後の2月8日、ロンドンではイスラム教徒にるデモが集会が開かれる。 ISISの残虐行為に対するものかと思いきや…



イスラム教徒の多くは平和的である、とよく言われる。 問題は実際の数である。 世界にはイスラム教を主な宗教とする49か国がある。

以下、Breitbart.com Ben Shapiro "The Myth of the Tiny Radical Muslim Minorityから引用する。




インドネシア
205百万人のうち、50%がシャリア法適用に賛成し、70%が9.11はアメリカかイスラエルの仕業であると考えている = 143百万人

エジプト
80百万のうち、65%がシャリア法適用に賛成、70%がビン・ラディンに好意を持つ = 55.2百万人

パキスタン
179百万のうち、76%がシャリア法適用に賛成 = 135.4百万人

バングラデシュ
149百万のうち、82%がシャリア法適用に賛成し、三分の二が名誉殺人は正当であると考える = 121.9百万人

ナイジェリア
75.7百万のうち、71%がシャリア法適用に賛成 = 53.7百万人

イラン
74.8百万のうち、83%がシャリア法適用に賛成 = 62.1百万人

トルコ
74.7百万のうち、32%(アタチュルクの穏健化政策の成果!)が名誉殺人を正当と考える = 23.9百万人

モロッコ
32.4百万のうち、四分の三強がシャリア法適用に賛成 = 24.6百万人

その他イラク、アフガニスタン、ヨルダン、パレスチナ自治政府、アルジェリア、シリア、スーダン、サウジ・アラビア、イエメン、チュニジア、ソマリア、リビア、及びフランス、イギリス、アメリカのイスラム教徒のうち、シャリア法適用やテロ行為に賛成する者を集計すると、このような数字になる。

800,000,000人 = 8億人

8億人ものイスラム教徒が多かれ少なかれ、上記のイスラム聖職者・指導者に賛同している = 暴力・テロ行為に賛同しているわけである。 一部の過激派が「イスラムの教えに反して」テロ行為を行い、「多くの真面目で穏やかなイスラム教徒が迷惑をこうむっている」という話がいかに現実と乖離しているか、ということである。

イスラム教は平和でも寛容でもない。 親切で寛容なイスラム教徒の存在は否定しない。 しかしそれはイスラム教自体の開明性と寛容性の証左ではない。 なぜならば、世界中いたるところでの現実はまさにその逆を明示しているからである。 アラブ世界のみならず、アジアにおいても、ヨーロッパにおいても、北米においてもである。

日本人が抱きがちなイスラムに対する淡い幻想は危険である。 イスラムを警告するのはイスラム教徒を敵視したいからではない。 イスラム教徒を大量に受け入れた「寛容でリベラルで先進的な」ヨーロッパ各国が今どうなっているか、その現実(映像)を見たとき、日本文化に対する脅威は明らかだからである。




日本では官民を挙げてイスラム受け入れ政策を進めている。 礼拝堂の設置、ハラール対応、イスラム金融の法制化などである。 これら売国行為が衆目に晒されずに進行している現実は危機的である。

日本がフランスやイギリスやスウェーデンのようになってしまったらもう遅いのである。 イスラム教徒は少数派であるうちは大人しい。 だがいったん多数派になれば(ある特定の町ででも)イスラムのルールを押し付けてくる。 日本の風習・文化は破壊の対象となる。 これは現実に世界で実証されている事実である。 そうならぬよう、「イスラムに対する偏見・差別」と言われようとも警告を発しなければならないのである。

追記:
  1. ヨルダン軍パイロット イスラム国による焼殺し映像 【閲覧注意】 (リンク
  2. 「イスラム・テロ」というと、必ず反論として出てくるのが「キリスト教には十字軍という”テロ行為”があったではないか」というものである。 それがいかにまやかしであるかを解説している。
 
コメント
こんばんは、
南京事件についてNYT宛に公開質問状を出しておられますね、
敬服いたしました。
この文を和訳した上であちこちに転載させて頂いていいでしょうか?
国内でもここまで詳しくは知られていないと思うのです。
よろしくお願いいたします。
Tomatopia様、ありがとうございます。ただ、これは日本語の情報をいろいろまとめたものです。転載は構いませんが、ここだけの特別情報ではありませんので、念のため。
  • CBJ
  • 2015/02/11 1:08 AM
まさに仰る通りです。
私はカナダに住んでいますがカナダ政府は今後3年でシリヤからの多数の難民受入を表明しました。とても複雑な心境です。この難民に紛れて過激派がいないともかぎりませんから‥ここ15年位で本当に恐ろしい世の中になってしまいました。私の家族はユダヤ教徒。誇りを持てと子供に言いつつもユダヤ教徒である事をあまり公言するなと教えなくてはいけない時代なのかと旦那と話しています。
  • Maya
  • 2015/02/11 4:17 PM
Maya様、コメントありがとうございます。敵の敵は味方とは限りません。ISISの敵はアルカイダでもあるわけで。危惧されるとおりだと思います。ユダヤ人にとって本当に安心できるのはやはりイスラエルだと思います。
  • CBJ
  • 2015/02/13 12:15 AM
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