米大統領選挙 クルーズ撤退

  • 2016.05.08 Sunday
  • 17:49

共和党の指名候補争いにおいて最後に残った中で唯一の保守主義者であったクルーズが撤退し、米大統領選挙は事実上終了した。

ディベート、インタビュー、スピーチ等において、トランプが保守主義というものを全く理解しておらず、世論や聴衆に合わせて発言内容をコロコロと変える日和見主義者であり、思想的背景はニューヨークのリベラルであることが明白となったにも関わらず、イカツイ顔で一見過激な発言を咆哮するトランプの戦闘的な姿勢が低IQな有権者にウケ、結局はクルーズの良識を凌駕することとなった。人々は眼を覚ますことはなかったということである。

本選挙は、共和党候補者としての指名を獲得することになるドナルド・トランプとヒラリー・クリントとで戦われることになるが、この二人は思想上の相違点はほとんど無い。

トランプはクルーズが撤退すると、早速左傾化を始めている。

CNBCとインタビューではオバマ政権の「低金利政策」への指示を表明。借金は素晴らしいと発言。

同じくCNBCとのインタビューで自身で公表したトランプ政権の税制プランに反して中流以上に対する増税を早くも示唆している。

CNNとのインタビューでは最低賃金を上げることへの理解を表明。「俺はフツーの共和党員じゃないからさ」と。



民主党の指名候補争いにおいて、クリントンとサンダースが「どちらが正統な社会主義者であるか」を競っているが、本選挙においては同じ戦いがクリントンとトランプとの間で戦われることになろう。

当ブログは「トランプが絶対勝つ!なぜならば・・・」あるいは「トランプが絶対負ける!なぜならば・・・」的な予測をすることには全く興味を持たない。

どうなるかを決めるのはアメリカ国民である。当ブログは日本にとって望ましいのは何かを追求するのみである。

日本にとって(当然アメリカにとっても)望ましいのはクルーズであった。なぜならば、クルーズが指名を獲得すれば民主党陣営との対比が明確になり、更にクルーズが本選挙で勝てば、日本に徹底的に欠如している保守主義が脚光を浴びることになろうからである。なぜならば、強い経済、強い国防、自由な社会を実現するのは保守主義だけであり、クルーズこそが保守主義を体現する存在だからである。しかしいまやその希望も潰えた。

これからもしかしたら米選挙に関する記事を書くことになるかもしれないが、選挙が事実上終了してしまった今となっては非常に面白味の無いものとなった。

アメリカは8年間に及ぶオバマ左翼政権の負の方向性を転換する貴重な機会を逃した。そして我々日本人は保守主義の何たるかを垣間見る機会を逸した。誠に残念なことである。


 
コメント
はじめまして
 貴ブログと同じく、クルーズの敗退には心を痛めております。トランプの政治活動は、都知事選に立候補したり国会議員になったりしている某居酒屋チェーン店の成金オーナーに似ている気がします。
 米国共和党の支持者も、平均的には知的水準が劣化しているのでしょう。
 今後とも、どうぞよろしくお願いします。
保守イチロー様、コメントありがとうございます。本当の保守を世界が見出す千載一遇のチャンスがこのような形でお流れになってしまうとは。誠にもって残念です。これからもよろしくお願い致します。
  • CBJ
  • 2016/05/15 11:21 AM
CBJ様 
 同性婚の容認、不法移民への寛容、金融緩和、社会保障の拡大、軍縮、大統領のヒロシマ訪問など、米国の左傾化は顕著ですね。
 とはいいましても、テッド・クルーズみたいな真正保守が大統領選候補の指名をそれなりに争うことができるくらいですから、極左化と国民の能力低下が顕著な日本に比べれば、はるかに健全な社会だと思います。
 それでは失礼いたします。
  • 保守イチロー
  • 2016/05/15 5:17 PM
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