トランプ就任演説 憂いと期待

  • 2017.01.21 Saturday
  • 14:31

オバマを選んだアメリカにしてトランプあり、トランプを選んだアメリカにしてトランプの就任演説あり。

多くの人々はただ目の前にある問題を誰かになりふり構わず解決してもらいたいと願っている。彼らの出した答えはトランプであった。

トランプ大統領の就任演説はこのような世相を表すものであった。溢れるスローガン、勢いある言辞、浅い内容。




これからは人々が支配する時代だ!
子供達は知識ゼロだ!
工場が国中で閉鎖されている!
我々は自分らを犠牲にして他国を富ませてきた!
保護(主義)は我々に富と力をもたらす!
我々は国中に道路を、橋を、空港を、トンネルを、鉄道をつくるのだ!
アメリカ製の製品を買おう!アメリカ人を雇おう!
イスラム原理主義をこの地球上から完全に抹殺するのだ!
アクションの時がきた!


フランス革命的な「人々が支配」ではなくて「憲法による統治」ではないのか。いくらなんでも「知識ゼロ」ということはあるまい。工場が閉鎖されているのは他国のせいではなくて自国の規制と税制によるものではないのか。保護主義が富を減少させることをまだ知らないのか。オバマの公共事業による「経済刺激策」を倍にするのか。最終製品はアメリカ製でも原料は海外産というのもあるぞ。イスラム原理主義を「地球上から完全抹殺」するために十字軍を再結成するのか?アメリカ第一主義と矛盾するぞ。「アクション!」はオバマのスローガンだぞ。

「アメリカ第一」を掲げたことについては健全化への第一歩と期待されるが、「自由」という言葉が使われたのは一度だけ。「合衆国憲法」という言葉は0(参考)。

トランプ翼賛者はトランプをレーガンと比較するが、レーガンの保守主義に裏打ちされた就任演説と比べると「月とスッポン」である。




実際の政策が実行されるのはこれからであるから今後の動きを見守るしかないが、実に「想定内」なでだしである。いずれにしても健闘を祈りたい。
コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

time

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM