日本の農作物

  • 2012.01.29 Sunday
  • 21:53
 

海外から日本に帰ってしみじみと感じるのは日本の食、特に米や野菜や果物がいかに優れているかということである。 ダイコン、ニンジン、ホウレン草、白菜、カブ、蜜のたっぷり入ったフジリンゴ、瑞々しいハッサク、他にも沢山あるが、日本の食べ物は美味しい。

 

なぜ日本の食物はこんなに美味しいのか。 それは気候や土壌という面もあるのだろうが、それだけではないはずである。 農家の人たちの細やかな心遣い、たゆみない改善の努力、そういったものが優れた商品を作り出しているはずである。

 

中国の金持ちの間では日本の果物の詰め合わせといえば贈り物の定番であるし、高級マーケットでも高い値段の割に売れ行きは良い。 これは逆に言うと非常に需要があるということである。 人は一度旨い物を食べるとそれをしょっちゅう食べたくなる。 多少高くても買う。 そういうものである。

 

世界を歩いて思うのは、日本の食物は世界各国津々浦々のスーパーマーケットで売られる価値があるということ、逆に、そうでないのはおかしいということである。 日本の食物を口にせずに生き、そして死んでいく何十億という人々は、その点で不幸である。  世界の市場を「日本の農作物」というブランドで席巻する。 それは世迷い言でも何でもない。

 

農業を含むあらゆる産業への自由経済原理主義の導入、資本主義の徹底、社会福祉政策の全廃による支出削減による大減税...と徹底した規制緩和によるコスト削減...によるコスト競争力向上、核武装を含む軍事力強化による国際的地位向上と国益確保...といった包括的な政策によって日本は世界に冠たる農作物輸出国家になることは十分に可能なのである。

ConservativeBlogへの書き込み

  • 2012.01.29 Sunday
  • 16:12
 このブログを初めてから1年半近くたち、アクセス数が増えてきた。 時々書き込みも入るようになった。 それは良いことである。 賛同の書き込みもあれば反対の書き込みもある。 いずれも良いことである。 しかし中には意味不明な、捨て台詞のような、書き散らかしのような書き込みもある。 このブログはConservative Blogの、Conservative Blogによる、Conservative Blogのための、保守の精神に則るブログである。 と、同時に私がその日その時に感じたことを自由に書き留める日記でもある。 それを汚されるのは心外である。 従って、意に反する書き込みについては、時には罵倒し、時には根気よく返答し、時には静かに削除してきた。 今後もそのようにしていくつもりである。 

米・大統領選 リック・サントラム

  • 2012.01.29 Sunday
  • 14:40
 

論戦を重ねるたびにミット・ロムニーの弱さが露呈しつつある。 先週のCNNのディベートでの保守の候補リック・サントラムとの論戦で聴衆の面前でその様子が展開された。 ロムニーはマサチューセッツ州知事時代に州民皆保険制度とも言える制度を導入した。 その結果医療コストは上がり、医療レベルも下がり、医療の選択の幅も狭まり、保険加入率も下がり、と良いことが無い。 しかし良いことがあったかどうか、ということよりも問題なのは、連邦政府であれ州政府であれ、政府が市民に対してモノやサービスの購入を強制するということの是非である。 

 

アメリカの憲法では政府にそのような権限は規定されていない。 だからオバマの国民皆保険は憲法違反である。 州法や州の憲法は州によって異なるのでマサチューセッツでは違反ではないのだろう。 しかし、「政府が市民に対してモノやサービスの購入を強制することは時には必要である」という思想を持つ人物が共和党候補として適切かということである。 言うまでもなくこの思想は大きな政府につながる左翼思想である。

 

共和党候補が選挙民に対する最も重要な約束のひとつとして挙げているのはオバマの国民皆保険制度の撤廃である。 そしてオバマの国民皆保険制度はロムニーの州民皆保険制度を手本にしたものである。 共和党の容左翼派やエスタブリッシュメントは中途半端な人物が好きなので、この点を分かったうえで、あるいは目をつむってロムニーを押している。 ロムニーはカネにもの言わせて他の候補を貶めるためのネガティブ・キャンペーンを繰り出している。

 

しかし多くの保守派はこれを問題視しており、リック・サントラムがこれからいかに保守派の支持を固めるかが重要である。 リック・サントラムはここ最近ますます弁舌が磨かれてきている。 先日のCNNのディベートでは見事な出来であった。 先日はダボスの会議ことを書いたが、スイスくんだりまで行って一生懸命に金を無駄にしなくても以下のリンクからユーチューブで共和党候補の議論を見ることが出来る。 それを見て考える方が遥かにましである。

 

 

信仰の重要性について

No other country in the world has its rights based in God given rights… not government given rights … some says faith has nothing to do with it… Faith has Everything to Do With It (Applauds).  If our president believes that rights come to us from the state, everything government gives you, it can take away… The roll of the government is to protect the rights that can not be taken away….

 

これは日本人にはなじみの薄い考えではあるが重要な示唆を与える。 よく我々は権利だなんだと言うが、政府が与える権利は政府が奪うことも出来るわけである。 政府が権利を与えることができるならば、政府の考え次第である人には権利を与えながらある人から権利を奪うことも出来るわけである。 

 

Faith Is An Important Part Of This Country

http://www.youtube.com/watch?v=53sx8FxzCxA

 

 

医療保険制度について

オバマの医療制度とロムニーの医療制度の違いを強調して逃げ切ろうとするロムニーをサントラムが追い詰めている。 ロムニーが言う「違い」というのは連邦政府としての政策か、州政府としての政策かという点である。 自分は州政府として皆保険を実施しはしたが、それは州の事情に合わせたものであって、大統領になった暁には連邦政府としてのオバマ医療制度は撤廃する、と言っている。 しかし重要なのは連邦か州か、ではなく、政府の役割と市場経済への考え方そのものである。

 

Santorum & Romney Discuss Health Care

http://www.youtube.com/watch?v=h91D3LKgF8g&feature=relmfu

 

 

政策討論について

CNNも左翼メディアの例にもれず共和党候補の討論を個人攻撃合戦に貶めようとしており、質問の内容もその意図が見え見えである。 サントラムは本質論とは関係の無い個人攻撃をやめ、国の将来にとって大切なことに集中するべきであると主張している。 最後のあたりにギングリッチが敬意と賛意の目で見ながら頷いている。 

 

Focus On The Issues! Not Petty Personal Politics!

http://www.youtube.com/watch?v=3cSoAEbP4Eo&feature=relmfu

ダボス経済会議 - 無為な井戸端会議

  • 2012.01.28 Saturday
  • 14:30
 

スイスのダボスに各国の企業人、政治家、学者、芸能人、いわゆる著名人が集まって世界経済の問題を解決するめの話し合いをしている。 何やら抽象的で意味の分からない議論を延々としている。 というよりは、政治家や経済学者がいかに自分が物知りであるかをひけらかして自慢し、企業がいかに「社会的正義」のことを「国際的に」考えているかを宣伝するための井戸端会議が行われている。 かれらの議論がユーチューブで見られるが、参加者が聞いていて眠らずにいられるのか疑問である。 

 

経済学者など、経済のことをろくに知らないくせに知ったふりをしている人間ばかりである。 彼らを集めてあれこれ議論しても何にもならない。 政治家など、政治・経済の問題の根本が分からない人間だらけである。 彼らが集まって議論しても何にもならない。 有名企業の社長など、基本的には営業マンであるから誰も敵に回さずに自社のイメージを良くするための耳に心地よい口上を次から次へと滑らかに喋るだけである。 彼らが集まって議論しても何もならない。 外交的にではなく直接的に物事を議論できる立場の人間が集まらないで議論しても何にもならない。 「国際経済」が良くなるわけがない。

 

疑問は、そこへ赴く人間達の経費は誰が負担しているのか、ということである。 企業人や芸能人は自分で出しているかもしれないが、政治家はどうなのか。 美しきスイスの雪景色を眺めつつ、美味い空気を吸い、世界一高いチューリヒの高級ホテルに泊まり、世界最高峰のシェフによるチーズフォンデュでもつつき、世界最高峰のワインでもすすりながら無意味なお喋りにうつつを抜かすこれらの人間達のために、国民の税金が使われているのではないだろうか。 だろうか...ではなく、間違いなく多額の税金が使われてるはずである。

 

ダボス会議とはそもそも何なのか。 ウィキベディアによると、『世界経済フォーラム(せかいけいざいフォーラム、"World Economic Forum")は、ジュネーヴに本部を置く非営利財団である。スイスのダボスで開催される年次総会が特によく知られており、選ばれた知識人やジャーナリスト、トップ経営者や国際的な政治指導者が一堂に会し、健康や環境等を含めた世界が直面する重大な問題について議論する場となっている』そうである。 

 

また、Swiss Infoというウェブサイトによると、その会長であるクラウス・シュワブ会長という人物は、『社会の均衡を破壊する格差という不平等感は、世界を暗黒状態に陥れる危険性がある』と警告しており、『特に虐げられてきた若い層に、世界がうまく機能する方法の提言を求める。さらに、「旧式で粉々状態の」資本主義モデルによって牛耳られ、鬱憤(うっぷん)をため込んだ才能ある労働者を解放する、持続性ある雇用を生み出す方法が今求められているとも強調している』そうである。 

 

格差は古代から現在まで存在する自然状態であるし、不平等感も近年の現象ではない。 人間が人間に虐待される悲劇は古代から現在まであるし、特に1930年代のホロコーストから共産主義による未曾有の大量虐殺は我々の記憶に新しい。 どうせこの人物はその格差のトップにいるはずである。 まあ、どのように金持ちになったかは知らないが、それにしても言う事が陳腐で稚拙で左寄りでくだらない。 偉そうに、やれ格差だ、暗黒状態だ、虐待だ、資本主義は旧式で粉々だ...などなどと、余計なお世話である。 このような低能人間がどのように力を得たのか知らないが、はっきり言えるのは、こんな会議をやったところで、何の解決ももたらさないということである。

 

参加者は世界各国から歩きと泳ぎでチューリヒまでたどり着くわけではない。 ジェット機を使うのである。 そうすると左翼が国際的な大問題であるとするところの「CO2の放出」が大規模に発生するわけである。 だが、そんなことは一言も問題にされることはない。 不思議なことである。 彼らのために提案したいのは、彼らが内容の薄い会議をするのに集まる必要は無いから、Citrix社のGoToMeetingを使えということである。 今やIT技術は革新的な進歩を遂げ、離れた人間同士が話し合うのに長い距離を移動する必要は無いのである。 最大15名まで同時に会議に参加することが出来、費用も安い。 ウェブキャムを付ければ互いの顔も見られる。 素晴らしいソフトウェアである。

 

政治家が無能であることは分かっている。 経済学者が無能であることも分かっている。 無駄な会議は無駄であることには変わりがない。 しかし彼らがパソコンの前でああですね、こうですね、ああですか、こうですか、と数時間つぶすだけであれば、まだ許せる、というか諦めがつくというものである。

 

 

クラウス・シュワブの内容の薄いインタビュー

http://www.youtube.com/watch?v=5h_buWx4Zdk

 

世界の大企業のお偉いさんと政治家と物知り達の井戸端会議

http://www.youtube.com/watch?v=COcH--KMt4M&feature=relmfu

http://www.youtube.com/watch?v=E2C1BTTtoqA

 

Citrix  GoToMeeting

http://www.gotomeeting.com/fec/

 

 

米・大統領選 リック・サントラム

  • 2012.01.22 Sunday
  • 18:11
 

アメリカ社会にとって破壊でしかないオバマ政権を完膚なきまでに叩けるのはオバマ大統領とあらゆる面で対極にある人物である。 保守主義の原則である強い国防、自由な経済、小さな政府(政府の規模と財政支出を憲法に規定された役割に限定すること)を最も理解し強い信念として持っているのがミシェル・バックマンとリック・サントラムだが、バックマンは既に撤退した。 登場した時は保守の期待を集めたペリーも最近撤退を表明した。 共和党の指名を争う候補者、リック・サントラム、ニュート・ギングリッチ、ミット・ロムニー、ロン・ポールの4名のうち、本当の保守派と言えるのはリック・サントラムである。 そのリック・サントラムにキリスト教団体など保守層の支持が集まっている。 

 

共和党候補としての指名を争う面々の特徴を簡単に表現すれば以下のようになる。

 

  • リック・サントラム:レーガンの流れを受け継ぐ保守本流。
  • ニュート・ギングリッチ:レーガンの影響を受けるが時に左翼に媚びる点で難あり。
  • ミット・ロムニー:レーガン革命を否定、フォード・ブッシュ路線の「穏健派」共和党員。
  • ロン・ポール:リンカーンも否定するリバタリアン。 

 

穏健派のロムニーや変人ロン・ポールではオバマと対極の立場に立ってオバマを追い詰めることは出来ない。 「穏健派」というと「穏やか」で「健やか」なイメージを与えるので適切ではない。 「穏健派」は別に「穏健」なわけでも何でもない。 では何かと言えば、保守になり切れず、立場や考えが不安定。 信念があるというよりは人気が欲しくてふらふらと左翼に媚びる。 いう事やることに左翼の影響があちこちに見られる。 そういう人物のことを言うのである。 これらの人物は「穏健派」ではなく「左派寄り」と呼んだ方がよい。

 

ところでロン・ポールは変人ではあるが日本に対しては良いことをした人物である。 以前マイク・ホンダという極左の日系不良議員が「日本政府への慰安婦に対する謝罪要求決議案(アメリカ合衆国下院121号決議)」を議会に提出した際にトム・タンクレードと共に可決に反対したのがロン・ポールである。 9.11をアメリカ政府内の陰謀と断じたりと変なところはあるが、日本人としては恩義のある人物である。

 

ギングリッチは国民皆保険(Individual Mandate)、ウォール街企業の救済、地球温暖化(という左翼の嘘)などに対して理解と賛意を示してきた。 共和党候補のディベートではその過去を巧みな話術で打ち消しているが、これらはごまかしようのない事実である。  彼は保守派というよりも所謂「穏健派」、すなわち「左派寄り」に近い。 特に今回の選挙では所謂オバマ・ケア(オバマ大統領が推進する国民皆保険制度)が一つの争点である。 共和党候補はそのオバマ・ケアを撤廃できるのは自分であるとそれぞれが主張する。 しかし過去に自ら国民皆保険制度に理解を示した人間が、本当にオバマ・ケアを撤廃出来るのか、という問題がある。

 

ギングリッチはそれでもロムニーよりは保守であるし、左翼革命家のオバマとは比べ物にならない。 大統領に選ばれればそれなりには良い大統領になるはずである。 しかし今アメリカが必要としているのは「それなりに良い大統領」ではなく、オバマ大統領が破壊し引き裂いた社会を立て直し、一つにすることの出来る人物である。 それはリック・サントラムのような保守の信念を実践で証明してきた人物である。

 

予備選挙は6月まで続く。 メディアは「もうロムニーで決まり」路線を伝えるが事実は全然異なる。 今後の動向がますます気になるところである。

 

 

Rick Santorum x Newt Gingrich

http://www.youtube.com/watch?v=J2W9M_t4U1I

 

Rick Santorum x Mit Romney

http://www.youtube.com/watch?v=pTS2Teno-Hc&feature=related

 

Sean Hannity interviewing Rick Santorum

http://www.youtube.com/watch?v=jeD1d_CYYV4&feature=related

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