でっち上げられた「アスベスト健康被害」

  • 2012.05.27 Sunday
  • 00:39
 

この世のあらゆる規制について、その存在意義を疑うべきである。 フロンガス… CO2… 放射線政府は本来どうでもよいもの、放っておけばよいもの、関わっても意味ないもの、そういったものを政府は一生懸命に規制している。 国民はそのおかげで多大なる不利益を被っている。 一つ一つ明るみに出して叩き潰していかなければならない。

 

アスベストで健康被害を受けたということで元建築作業員とその家族が製造企業を相手取って裁判をしているという報道がここ最近見られる。 アスベストといえば、肺がんを引き起こす恐るべきモノということで製造も使用も政府によって禁止されている。 そのアスベストも「政府による無意味な規制」の一つでありそうである。 数時間で知り得たことを列記する。

 

アスベストと一言でいうが3種類ある。 

 

  1. クリソタイル 白石綿
  1. アモサイト 茶石綿
  1. クロシドライト 青石綿

 

危険なのはアモサイトとクロシドライトである。 第二次世界大戦時のアメリカの造船所でクロシドライトが使われていたが、その後、その時の作業員が高い率で肺癌になったために有害性が明らかになった。 危険物であるため、特殊な用途以外には使用されない。

 

アモサイトとクロシドライトの産地は主要な産地は南アフリカ。 また、僅かにオーストラリア。 日本は禁止前にカナダ(65.9%)、ブラジル(19.5%)、ジンバブエ(10.6%)から輸入してきた。 日本で使われてきたのは大部分がクリソタイルである。

 

クリソタイルは無害である。 トゲ状のクロシドライト、アモサイトとは形状が異なり、クリソタイルは繊維が長く先端が綿状に丸まっている。 肺に入らず、体内に入っても除去されるので健康上の影響はない。 これは科学者の研究によって証明されている。

 

一般的に「アスベスト」と呼ばれるのはクリソタイル = 白石綿である。 よって、アスベストは極めて安全、安価で高性能な物質である。 断熱、耐火、吸音、保温といった性質を持ち、化学的にも物理的にも安定性が高く長持ちするために建材にはもってこいの素材である。

 

University of Vermont Medical SchoolDr. Brooke T. Mossmanらの研究では、アスベストに曝露することによる死のリスクについて100万人中0.005人としているが、長期喫煙を1,200人としている。

 

 

どうやら環境グローバリスト達によって日本国民は安全で安価で便利な素材を使う権利を剥奪されてしまったようである。 そしてそれに対して疑問を抱かぬようにうまい具合に騙され洗脳され従属させられてしまったようである。

 

アメリカでもイギリスでもヨーロッパでもそうだが、3種類の全く違う素材を一緒くたにして禁止した背景には業界と政府と左翼の利害の一致があったと見てよい。 なぜならば、この素材を全面禁止にすることで、代替品の製造メーカーは自社商品を提供し、工事業者は既にあるアスベストの除去作業を請け負い、化学メーカーは除去に使う薬品などを販売し、そして弁護士は「健康被害」をでっちあげて裁判を起こす。 あわよくばガッポリと儲ける。 各業界がこれぞチャンスとばかりに群がったことは間違いない。 政府と一部の企業・弁護士たちとの共謀である。

 

それにしても、アスベストなんぞよりも「長期喫煙のほうが遥かに危険性が高い」とは。 驚くべき発見というべきか、考えてみれば当たり前というべきか、気付いてみれば馬鹿馬鹿しいというべきか...

 

政府による規制、その実態が次々と明るみに出ている。

 

 

参考:

 

The Asbestos Deception

Asbestos Watchdog UKJohn Bridleによる、アスベストへの不当な規制についての説明

http://www.youtube.com/watch?v=RPlX2q4JCqA

 

The Real Asbestos Story

Spider Johnsによる論評。 Dr. Mossmanの研究結果が紹介されている。

http://spiderjohnson.com/asbestos.html#anchor2054742

 

独立行政法人 環境再生保全機構 石綿健康被害救済部

http://www.erca.go.jp/asbestos/what/whats/ryou.html

 

WS&H Asbestos Database

http://wsh.med.uoeh-u.ac.jp/asbestos/book/tokuhon/1.html

 

アスベストの用途

http://asfu.jp/page022.html

 

 

追記:

左翼グローバリズムが歴史を書き換え、戦前・戦中の日本を悪に仕立て上げてきたことは保守の世界においては常識である。 しかし、左翼グローバリズムの日本への侵食は歴史にとどまらず、あらゆる方面から進行中であるということである。

 

 

緊縮財政か拡張財政か、それとも開放か

  • 2012.05.23 Wednesday
  • 22:29
 

日本に必要なのは緊縮財政か、それとも拡張財政か? メディアが発する問いは見当違いなものが多いが、これもその一つである。 日本であろうがヨーロッパであろうがアメリカであろうが、経済は経済である。 洋の東西を問わず、人々が求めているのはより良い暮らしである。 昨日よりも今日、今日よりも明日、去年よりも今年、今年よりも来年、親の代よりも子の代へ… より豊かに、より便利に、より楽しく… それをもたらす手段が経済成長なのである。

 

重要なのは、経済成長をもたらすのは何か、ということである。 経済成長をもたらすのは緊縮財政でも拡張財政でもない。 開放である。

 

社会福祉と規制と税を取り払うこと、それが開放である。 徹底した民営化と資本主義原理主義の導入、それが開放である。 企業活動の完全自由化、それが開放である。 盗むな、殺すな、嘘つくな…これ以外の決まりごとは不要である。 それ以外は何をやっても良い。 やりたい放題やればよい。 それが開放である。

 

日本には世界にも稀有な経済的基盤が揃っている。 世界一の頭脳明晰さ、世界一の真面目さ、世界一の勤労意識の高さ、世界一の清廉潔白さ、世界一のサービス精神、これらは全て決定的な重要さを持つ経済基盤である。 そしてこれら基盤を全て備えている稀有なる民族、それが日本人である。

 

これが現在の日本人に当てはまるかどうかは不明である。 むしろ退化・劣化が激しいような気がしてならない。 しかし、世界最古の国である日本の民はこれら資質を潜在的には持ち続けているはずである。 これらは民族の記憶であり、そう簡単に消滅するものではない。

 

緊張して縮小する必要もない。 拡張などと言って野放図に血税を垂れ流す必要も無い。 政治家や役人が乾いた雑巾を絞るが如くに無い知恵を絞るまでもなく、既に日本には経済基盤が揃っている。 その基盤は長く絶え間の無い歴史の中で培われてきたものである。 頚木を取り払いさえすれば、日本の経済は成長し、増進し、爆発するのである。

イラン・同性愛者の処刑、そしてギュンター・グラスは何処へ

  • 2012.05.21 Monday
  • 23:07
 

イランで4人の男性が同性愛者であることを理由に処刑された。 気の毒なことである。 イランのシーア・イスラム法では同性愛による行為は絞首刑に処せられるべしと規定されている。 イランではこのような死刑がほぼ毎年のように行われているのは報道されている通りである。



 

私はLGBT Rights (Lesbian, Gay, Bi, Transの権利)なるものは認めない。 自由社会にとって必要なのは、生命への権利、自由への権利、そして幸福を求める権利のみだからである。 しかしイランに生きる人々にはこれら根源的な権利が認められていない。

 

ドイツの詩人、ギュンター・グラスは何処へいったのか。 イスラエルは世界平和を脅かすイスラエルの核が平和を愛するイランを脅かすと謳い上げたギュンター・グラスは何処へいったのか。 イスラエルを名指しで批判する「勇者」ギュンター・グラスは何処へいったのか。

 

Sehr geehrter Herr Günter Grass... Gibt es nicht etwas gegen dessen durch öffentliches Erhängen getötet worden gesagt werden muß? Warum aber schweigen Sie dafür??  Wo sind Sie, Herr Günter Grass??

 

ギュンター・グラスよ。 お前にはイランで首を括られた罪の無い同性愛者に対する言葉は無いのか。 彼らについて「言わねばならぬこと」は無いのか。 お前は何故沈黙しているのだ。 お前はどこへ隠れているのか...

 

 

追記

イスラエルは同性愛者が不当な扱いを受けることなく生きられる数少ない国の一つである。 ギュンター・グラスが何を言おうと、言うまいと、それは変わらぬ事実である。

 

参考

Israeli Gays: Jerusalem LGBT Pride Parade

http://www.youtube.com/watch?v=jOCGRTWzK_A

 

Iran to execute 4 men convicted of sodomy

http://www.jpost.com/International/Article.aspx?id=270310

 

Was gesagt werden muss

http://factsnotfairies.blogspot.com/2012/04/was-gesagt-werden-muss.html#!/2012/04/was-gesagt-werden-muss.html

 

フロンガス規制・モントリオール議定書の根拠は?

  • 2012.05.20 Sunday
  • 00:07
 

    幻のオゾンホールではオゾンホールなんてものが有るのか無いのか検証した。 今回は更に問題の根幹に迫る。

     

    フロンガス規制、そしてモントリオール議定書による世界的な製造禁止の根拠は大きく二つである。

     

    1. オゾン層破壊により有害な紫外線B波が急激に増えている(紫外線はA波とB波に大別されるが、A波はもともとオゾン層を透過する性質がある)。 オゾン層でブロックされなければならないB波がいまだかつてない勢いで地上に降り注いでいる。
    2. 地球の生命が存亡の危機に立たされている。 南半球のプランクトンは絶滅の危機に瀕し、悪性皮膚がんが急増している

     

    今(1980年代当時)、今すぐに、待ったなしで行動を起こさなければ地球上の生命は絶滅する。 今現在我々は存亡の危機に立たされている。 今現在、我々は危機が事実として展開されるのを目の当たりにしている。 今すぐに、行動を!

     

    これら根拠が事実に基づいたものであるか否か、それを検証する。

     

    1. 紫外線B波の状況

     

    紫外線B波の観測データについての研究レポート(要約のみ入手可能)を紹介する。

     

    Biologically effective ultraviolet radiation: surface measurements in the United States, 1974 to 1985 by J Scotto, G Cotton, F Urbach, D Berger, T Fears

    http://www.sciencemag.org/content/239/4841/762.short

     

    Science 12 February 1988:

    Vol. 239 no. 4841 pp. 762-764

    DOI: 10.1126/science.3340857

     

    Abstract

    Recent reports of stratospheric ozone depletion have prompted concerns about the levels of solar ultraviolet radiation that reach the earth's surface. Since 1974 a network of ground-level monitoring stations in the United States has tracked measurements of biologically effective ultraviolet radiation (UVB, 290 to 330 nanometers). The fact that no increases of UVB have been detected at ground levels from 1974 to 1985 suggests that meteorological, climatic, and environmental factors in the troposphere may play a greater role in attenuating UVB radiation than was previously suspected.

     

    1974年以来アメリカ各地の観察地点で紫外線B波の観測にあたってきた。 その結果、1974年から85年にかけて地上での紫外線B波の増加は見られなかった、という事実が判明した。

     

    また、この研究レポートは20081月のUSA Today紙で取り上げられている。 

     

    USA Today

    http://www.gemarsh.com/wp-content/uploads/GORACLE-USA%20Today%20Mag.pdf

     

    同紙によると、当研究結果では「成層圏のオゾン」が減少していると見られていた時期に、大方の予想とは裏腹に、紫外線B波の地上照射量が減少傾向にあった、という事実すらあったようである。

     

     

    1. 紫外線B波による地上の生命への影響

     

    1994818日付、Nature誌はオーストラリアのタスマニア大学の研究レポートを紹介している。 オーストラリアといえば、オゾンホールの影響を「もろに」受けると言われたところであるが、研究テーマは過去20年間にわたってオゾン層破壊によるUVB(紫外線B波)照射を受けてきたはずであるプランクトン等小動物の生態系がどのような変化をしたかを調べたものである。 結論として彼らは述べている。

     

    Minimal effects of UVB radiation on Antarctic diatoms over the past 20 years

    http://www.nature.com/nature/journal/v370/n6490/abs/370547a0.html

     

    We find that compositional changes in the diatom component of the phytoplankton community over the past 20 years cannot be distinguished from long-term natural variability...

     

    特に目立った変化は見られず、ということである。 フロンガスによるオゾン層破壊によってできた「オゾンホール」付近の生物・植物は有害な紫外線をもろに浴び、特に紫外線に弱いプランクトンは壊滅的な影響を受ける、のではなかったか? プランクトンの絶滅は食物連鎖の破壊をもたらし、漁業が崩壊の危機に晒されるのではなかったか? 

     

     

    1. また、世界的に権威のある科学学会であるPNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)1993426日付で紫外線とメラノーマの発生の因果関係ついての研究報告を掲載している。

     

    以下抜粋

     

    The incidence of malignant melanoma has been increasing for several years at a rate of 5% per year among fair-skinned individuals in North America and Europe, probably due to changes in lifestyle.

    北米及び欧州において色素の薄い人々の間で年5%の率で増えていることが確認されているメラノーマは、主として生活習慣の変化による要因によって引き起こされていると推測される。

     

    The difference in background melanoma prevalence between fish exposed to weak ambient light (0.24) compared to those exposed to subdued yellow light (0.05) is independent evidence indicating that wavelengths greater than UV-B are important in melanoma induction. Because ozone absorbs significantly only at wavelengths < 320 nm, our data indicate that depletion of stratospheric

    ozone will have only a minor effect on melanoma incidence from sunlight exposure.

    メラノーマ生成において重要な役割を果たしているのは紫外線B波よりも長い波長の紫外線であることは明らかである(すなわちA波)。 オゾン層は320nm以下の波長の紫外線を吸収するため(B波は280320 nm)、当方のデータに基き、成層圏のオゾン層のメラノーマ発生に寄与する度合は極限られた範囲に留まると推測される。

     

    Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America

    Wavelengths effective in induction of malignant melanoma

    http://www.pnas.org/content/90/14/6666.full.pdf

     

    皮膚癌とオゾン層の関連性自体が疑われ(否定され)てしまったわけである。 (もしもオゾンホールがあったとしても)オゾン層を保護する必要性までが疑われたわけで、フロンガスを規制する必要性の根底がひっくり返ってしまったわけである

     

     

    1. 2005年〜2012年にかけてのメラノーマ(悪性黒色腫)発見数

     

    この間もメラノーマの発見数は確かに増えている。 だが、当初規制派が流布したような危機的かつ爆発的な発生とは程遠い。 そして科学・医療関係者の共通認識では主な原因は生活習慣の変化によるものとされている。 以下はアメリカ癌協会の資料である。

     

    Cancer Facts & Figures 2005

    http://www.cancer.org/acs/groups/content/@nho/documents/document/caff2005f4pwsecuredpdf.pdf

     

    Cancer Facts & Figures 2012

    http://www.cancer.org/acs/groups/content/@epidemiologysurveilance/documents/document/acspc-029771.pdf

    CTRL+F melanomaと入れて検索すると速い

     

     

    1. なぜメラノーマ(悪性黒色腫)が増加傾向にあるのか、それをアメリカ皮膚生物学会は次のように説明している。

     

    Why are melanoma rates increasing?

    Some people are not protecting themselves from sun exposure while others subject themselves to ultraviolet (UV) radiation from indoor tanning beds and lamps. In fact, nearly 28 million people tan indoors in the United States annually.  Nearly 70 percent of tanning salon patrons are Caucasian girls and women, primarily aged 16 to 29 years, which Dr. Rigel says may explain why the torso is the most common location for developing melanoma in females 15-29 years old.  Depletion of the ozone layer may contribute to the increase in melanoma incidence because it allows more UV radiation to reach the earth's surface.

     

    オゾン層については最後に(かもしれない、と)申し訳程度に書いてはある。 しかし専門家がいの一番にあげているのは屋内日焼けである。

     

    http://www.aad.org/media-resources/stats-and-facts/conditions/melanoma-trends

    Melanoma trends by American Academy of Dermatologyより抜粋

     

    言ってみれば、あまり外で日焼けしすぎたり、日焼けサロンなどで焼きすぎたりしないほうがいいぞ、ということである。 当たり前と言えば当たり前、常識と言えば常識、どうでもよいと言えばどうでもよい。

     

     

    以上、フロンガスによるオゾン層破壊説の大崩壊である。

     

    上に挙げたデータはあくまでド素人として短期間に収集したものである。 従ってその道のプロであれば更にまとまった資料があるはずである。 まあ、当ブログとしてはこれで十分であると考えている。 ただし、これは科学の否定であるだけでなく、政治的な犯罪である。 今後はその方向で論を進めるつもりである。

     

「おかみ」が管理する我々の年金

  • 2012.05.19 Saturday
  • 15:47
 

Yomiuri Onlineより

日本年金機構は17日、国民年金と厚生年金の加入者計約3030万人のうち、コンピューターで管理している年金記録と原簿の紙台帳の内容が一致していない人が、約21万2000人に上る可能性があることを明らかにした。 加入者1万2000人を対象にしたサンプル調査で判明したもので、同日の厚生労働省の年金記録回復委員会(磯村元史委員長)で明らかにした。

 

このような問題が起きても尚「公的」年金なるものの存在に疑問を抱かない人間が多いのが不思議である。 「国が管理しているにも関わらず」このような問題が起きるのはけしからん、のではない。 「国が管理しているからこそ」このような問題が起きるのである。 国だからこそ、国民が働いて稼いだ金を預かっておきながら、「あれ? どこいったっけ… ねえや。 あれ? これなんだ? まあいいや…」ということが出来るのである。

 

裁定時主義というのがあり、「社会保険庁は、年金の納付記録は本人がよく知っているはずだから、本人が問い合わせてきた場合のみ、記録を調べて間違いが有れば修正すれば良いという安易な方針(裁定時主義)で業務を行っており、厳密な姿勢を欠いたまま業務を継続した。 Wikipediaより」という意味らしいが、これなど「あのさ、こっちの記録ぐっちゃぐちゃになってて、あんたが支払ってきた額よく分かんねえんだけども、レシートとか持ってるでしょ? とってあるよね。 正式なやつね。 それ持ってきて見してよ。 それで確認すっから」と言うようなものである。

 

政府・官僚というものは、国民のために公的な仕事をするための存在である。 しかし、彼らは「国民はお客様なのだ」ということを忘れるという悪い癖がある。 この悪い癖は洋の東西を問わない。 これは政府・官僚の不治の持病のようなものである。 金を預けた人間が「お客様・あるいは業務委託者」でないとしたら何か? 「しもべ」である。 金を託される側が「供給者・サプライヤー・あるいは業務受託者」でないとしたら何か、「おかみ」である。

 

「おかみ」が「しもべ」から金を「とりたて」、それを「よきに取り計らった」がちょっとした「不一致」が生じた。 そのような不一致は「好ましからざること」であるから、そのような状況が分かったら「しもべ」は「おかみの所定機関」に対して個々に申し出て、しかるべき書類を「提出」し、お互いにうまく調整すべし… ということである。

 

例えば、三井住友やAIUといった保険会社がこのようなことを顧客に対して言う状況が想像できるであろうか。 出来るはずはない。 なぜならば彼らの存在は顧客との約束(契約)を履行し、顧客のニーズを満足させることに懸かっているからである。 逆に言うと、公的年金とそれに関わる役人の存在は、顧客との約束(契約)を履行し、顧客のニーズを満足させることに懸かって「いない」のである。 だからこそ帳簿不一致のようなミスが起こりえるのである。

 

組織全体としての使命感や国民の信任に対しての責任感が欠如していた、だとか、オンライン化する前の記録ミスがそのままコンピュータに残されたから、だとか色々言われているが、それらは総じて見当はずれで枝葉末節である。 問題はここに集約されるのである。 すなわち、国家政府が本来の役割を超えて肥大化するとき、必ずそこには間違いが生じる。 そしてその間違いは国家権力と法をもって行われるため、国民に対して甚大な利益の損失をもたらす。 国家政府の役割は三つだけである。 国防、治安維持、そしてインフラ整備。 それ以外は無駄である。 国家権力による無駄は社会の後退をもたらす。 なぜならば国民が限りある資源(別に石油が枯渇するとかいう意味合いではない)を有効に活用する機会を奪っているのであるから。 すなわち、それは犯罪である。

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2012 >>

time

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 同性パートナー条例 恥ずべき一歩
    CBJ (03/19)
  • 同性パートナー条例 恥ずべき一歩
    Aoi (03/08)
  • SDGs 現代共産主義の姿
    CBJ (11/27)
  • SDGs 現代共産主義の姿
    XBOXhosii (11/13)
  • バイオ・メディカル・デストピア
    M男 (10/16)
  • ウクライナはロシアの墓場になるか
    CBJ (06/05)
  • ウクライナはロシアの墓場になるか
    残念 (05/30)
  • ウクライナ・・・愚かな発言をする者達
    CBJ (04/03)
  • ウクライナ・・・愚かな発言をする者達
    M男 (03/27)
  • バカ政府とバカのエネルギー
    CBJ (01/23)

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM