ケネディ駐日大使へメッセージ

  • 2014.01.27 Monday
  • 00:05
 

キャロライン・ケネディという駐日大使は実に癇に障る女である。 大使などという要職に就くガラではない。 常識を学んでから出直してきたほうがよい。 いや、金輪際出直してこなくてよい。

 

来日して以来のケネディ女史の行動はどれもお粗末である。 皇居での式典に正装で臨まなかったり、安倍総理の靖国参拝に対して「失望の意」を表してみたりと傲岸不遜な顔をのぞかせていたが、イルカ漁についてツイッターで懸念を呟くとは無礼も極まれりである。

 

 

ケネディ家というのは不道徳と退廃の一族である。 93年にエイズで死んだ両刀使いのバレーダンサー、ルドルフ・ヌレエフはジョン・ケネディ大統領夫人、ジャクリーンと不倫するだけでなく、なんとジョン・ケネディの弟のRFKともホモな関係を持っていたことが暴露された。 電話ブースでお互いを弄る現場を目撃されたのだとか。 ケネディ家は日本ではアメリカ東部の名門などと言われているが、とんでもないことで、Low-Lifeという形容がぴったりの下司な成り上がりである。 そのケネディの小娘が日本の漁業に文句をつけるとは笑止千万である。

 

ケネディ家は代々民主党である。 彼らにとって、イルカ漁は「非人道的」である一方、アメリカ国民から世界で最も発展した医療を奪う行為(オバマケア)は「人道的」行為なのである。 彼らにとって、イルカ漁は「非人道的」である一方、同盟国イスラエルにユダヤ人を無差別殺傷したテロリストを釈放することを強要することは「人道的」行為なのである。 彼らにとって、イルカ漁は「非人道的」である一方、リビア・ベンガジの領事館員を見殺しにすることは「人道的」行為なのである。

 

オバマ大統領はキャロライン・ケネディという頭が軽くかつ意地の悪い女を我が国日本に送り込んだ。 これがオバマ大統領の我々に対する態度である。

 

キャロライン・ケネディ駐日大使に言いたい。 イルカの刺身を食えと。 食わないなら帰れと。 なぜならば、駐日大使として赴任したからには日本の文化を尊重するのが義務であり、それを汚したからにはイルカの刺身を食って「美味い!」と言う以外に傷を修復する手段は無いからである。

小野田寛郎氏 逝去に思う

  • 2014.01.25 Saturday
  • 22:59
 

小野田寛郎氏逝去。 惜しい人物が旅立たれた。 しかし私にとっては一つの出会いであった。 小野田寛郎という名前は知っていたが、どのような人物かを知ったのは氏の逝去がきっかけであった。

 

小野田氏の生い立ちから始まり中国での貿易会社時代、戦争、ブラジル農場経営、自然塾経営までを網羅したドキュメンタリー、そして田母神俊雄・元航空幕僚長とのインタビューを観た。 強烈な意思の力を持ちながら底抜けに朗らかな人物であると感じた。 一言で表せば日本人らしさが凝縮された人柄ともいえようか。

 

小野田寛郎さんドキュメント  映像

田母神塾 フィリピン・ルバング島での「30年戦争」 映像

田母神塾 帰国してからの「戦い」 映像

 

人というものは何によって作られるのだと思いますか、という問いに応えて氏は言った。

 

「先天的なもの 家庭後天的なものそれから、やはり時代じゃないですかねえ」

 

貿易でもっと儲けたかった(氏は17歳で中国に飛び、貿易会社へ就職)。 でも戦争が始まった。 生来の「人に負けたくない」という気持ちが強く陸軍中野学校への入学を承諾し、情報将校となった。

 

「(人は時代によって流されるわけだから)どこへ行くかは分からない  でも、だからといって不貞腐れてみてもしょうがないんですよね。 その場その場で、それらしく頑張るしかない...」 

 

もしも、人生をやり直せるとしたら、やり直したいですか、という問いに対し、氏はしばし考えて応えた。

 

「やり直すったって、どうせ自分の思うようにはいかないんだから... 生まれてきたからには死にたくないですから、頑張って生きるしかない...」 

 

どうして小野田さんは生き残ることが出来たのだと思いますか?

 

「何が無いから出来ない(それを任務遂行が出来ない言い訳とすること)というのは自らの不徳とせよ、というのは(中野学校の)よい教えだったですね。 その考えが根底にあったからサバイバルできたんじゃないですか 負けたら死ななきゃいけないわけだし...

 

一言一言に味がある。 命をかけて生きてきた人間の言葉だけが持つ重みとでもいうか。

 

小野田氏は戦後の日本人の国家観の無さを憂う。 国民の頭に国家、国権という概念が無いと。

 

「人間は一人じゃ生きられないんです。 他人がいるから生きられる。 家庭があって、地域社会があって、そして国があるから生きられる。 国があるから安全なわけですよね。 戦争に負けたことから、間違えた個人主義に行ってしまったんですね」「拉致問題を、マスコミは"人権問題"だと言ったんです。 でも、これは国家主権の侵害の問題ですよね...

 

「日本は周辺国、特にアメリカが日本を圧迫したから、自衛のために仕方なく(戦争を)やったんですよね。 包囲されているのを解くためにやったことなんです」

 

「戦争がしたい人なんていない。 私は少年たちに言うんです。 大切なものを、命をかけて守るのが、男の子のすることなんだよと。 日本は、いい国だったから守る必要があったわけですよね。 悪い国なら守る必要なんてないんです(笑)」

 

「平和平和といってもでもあなたは泥棒が入らないように夜は家に鍵をかけて寝ているじゃない、と。 国だってそれと同じですよ。 自分はあなたを攻めませんからあなたも私を攻めないでくださいなんて言ったって...それは通りませんよね(笑)」

 

「今の日本では、公のために尽くすということが、おろそかにされています...

 

安倍晋三首相は先日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議という井戸端会議)にて、中国メディアの誘導質問に答えて「靖国にはヒーローはいない」という意味のことを言った。 ロナルド・レーガンはかつてあるインタビューで「貴方のヒーローは誰ですか」という質問に応えて言った。 「私のヒーローはフランクリン・ルーズベルトです。 彼は偉大なる戦時のリーダーでした」と。 「あの人は実は共産主義シンパで、ソ連・コミンテルンと裏で通じていて…」などと先人をこき下ろしたりせず(それが事実であるが)、大枠で歴史と歴史のプレーヤーを肯定しているわけである。

 

我々に必要なのはこの心意気である。 A級戦犯であろうがB級戦犯であろうが、他国の人間が一方的に決めたことは無効なのである。 そして日本人ならば言い切らねばならないのである。 靖国に眠る彼らは全員が我らのヒーローなのだと。 

 

所謂A級戦犯といわれる人を前にして、その目を見据えて「私はあなた方よりも体を張って国のために頑張っています」などと言える人はいるまい。 それは、小野田氏が言うように、人を形成する一つの要素は時代だからである。 戦わざるを得ない時代に生き、戦い、そして死んでいった。 今の我々に出来るのは、彼らを肯定することだけである。

 

帝国軍人の鏡

憂国の士

小野田寛郎

 

冥福を祈る

 

 

 

救世主気取りのケリーにヤーロン国防大臣が鉄槌を下す

  • 2014.01.15 Wednesday
  • 23:14
 

アメリカのジョン・ケリー国務長官がここのところせっせとイスラエル詣でをしてパレスチナ国家建設のために奔走している。 「アラブの冬」となった「アラブの春」、ベンガジ事件、イランへの妥協、オバマ政権の外交は惨めの一言に尽きる。

 

イスラエルのネタニヤフ首相はオバマとケリーに気を使ってか、パレスチナ国家建設を前向きに進める、というようなことを言っているが、国防大臣モシェ・ヤロンは最近「ケリーの異様な執着と救世主気取りは理解不能だ、彼の提案の価値はそれが書かれている紙以下だ」と側近に漏らした。 その言葉は非公式な場で発せられたが、それがイスラエルの新聞、イェディオット・アーロノットにすっぱ抜かれた。 アメリカ国務省が逆上してネタニヤフ首相に抗議し、ヤーロンはケリーに侘びをいれるに至った



 

米・国務長官の地位にある者が他国の問題に首を突っ込む。 「国」が存在する必然性が全く無いところに国を作ろうとする。 そのために国費を使って何度も外遊をする。 これは確かに異様なことである。 見方によっては犯罪的である。

 

パレスチナには国として存在するための正当性が完全に欠落している一方、国として存在することの害悪は明白である。

 

世界の歴史上「パレスチナ」なる国家が存在したことはなかった。 パレスチナの地を支配したのは、ユダ(古代イスラエル)ギリシャ、ローマ、シリア、トルコ、そしてイギリスであった。 イギリス統治下のパレスチナで独立運動が起こり、1948年に現在のイスラエル国が建設されたのである。

 

世界の歴史上「パレスチナ人」という民族が存在したことはなかった。 1948年にイスラエル国が建設される以前、「パレスチナ人」といえば、それはパレスチナの地に住むユダヤ人を意味した。 現在のパレスチナ人が「パレスチナ人」になったのはイスラエル国が建国されてからである。

 

パレスチナの地に「ユダヤ人が流れ込んできた」などと言われ、あたかもユダヤ人は最近やってきたかの勘違いを与える記述がしばしばある。 実のところ、有史以来パレスチナの地にユダヤ人が絶えた事はなかったのである。

 

では現在の「パレスチナ人」とは何なのか、といえば、彼らはイスラエル独立戦争のときにエジプトやヨルダンから流れてきたアラブ人である。 アラブ諸国のリーダーは、民衆に言った。 イスラエルを消滅させ、ユダヤ人を追い払って土地をアラブ人に与えると。 しかしあいにくイスラエルが勝ってしまった。 やってきたアラブ人は帰るに帰れずガザとヨルダン川西岸に留まったのである。 

 

では彼らは本当に行き場がないのか。 下の図を見れば明らかであろう(作者不明、ツイッターで見つけた)。 「行き場」など幾らでもあるのである。 周辺のアラブ諸国が彼らを拒絶しなければ、の話であるが。 ではなぜ彼らは行き場がないのか。 それは周辺のアラブ諸国が彼らを拒絶しているからに他ならない。 ではなぜ周辺のアラブ諸国が彼らを拒絶しているのか。 それは「パレスチナ人」の存在はイスラエル撲滅の切り札だからである。


 

 

強大なイスラエルに虐げられる可哀想なパレスチナ人…

 

そんな「パレスチナ人」の存在が消えてしまえばどうなるか。 国際社会でイスラエルを非難するための口実が胡散霧消してしまう。 イスラエルの領土を侵食する手がかりを失ってしまう。 パレスチナ指導部にとっては彼らの存在の意義そのものが否定されてしまう。 したがって彼らにとっては「パレスチナ問題」は絶対に温存しなければならないものなのである。

 

逆に言えば、周辺のアラブ諸国が「我々がパレスチナ人を引き受ける」と言明し実行すればパレスチナ問題は一瞬で解決する。 しかしそれは有り得ないことである。

 

現在のイスラエルの領土の中にパレスチナ国家が建設されれば、それはイスラエルの死を意味する。 2000年にエフド・バラクが愚かにも撤退した後の南レバノンがどうなったか。 2005年にアリエル・シャロンが愚かにも撤退した後のガザがどうなったか。 テロリストのミサイルロケット発射所となり、ロケットは一般市民を脅かす。 首都エルサレムと商業都市テルアビブは直接砲撃に晒される。 ベングリオン空港で離着陸する飛行機は直接攻撃の対象となる。 イスラエルの旅行産業はもとより商業・工業・農業はたちまち存亡の危機に立たされる。

 

一般にTwo State Solutionと呼ばれる二国解決案をイスラエルに押し付けることによって、オバマ政権のアメリカは(この点ブッシュ政権も無罪ではない)イスラエルに自殺を強要しようとしている。 アメリカから圧力を加えられるたびに「二国解決案の促進」を口にするようになったネタニヤフ首相は危険な領域に立ち入ろうとしている これらの行き着く先には平和は無い。 平和は時として力と勝利によってもたらされる。 中東においてはそれは特に顕著である。

 

 

 

追記:

 

我々はイスラエルと共にある。 これは単なるセンチメンタリズムでもスローガンでもなければ「保守の合言葉」でもない。 携帯やパソコン、身の回りのハイテク技術はイスラエル無しには成り立たない。 アラブ諸国が明日消えても何とかなろう(石油は? アメリカやカナダから買えばよい)。 だがイスラエルが消えれば我々の生活は成り立たない。

 

イスラエルは神が創造した国である。 ユダヤ人は神が選んだ民族である。 イスラエルに反するものは呪われる。 ユダヤを迫害する者は破滅する。 これはイスラエル国やユダヤ人を批判するべからずという意味ではない。 現にここでもかなりイスラエルの政策は批判している。

 

強大なイスラエルに虐げられる可哀想なパレスチナ人… のはずであるが、毎日イスラエルからガザとヨルダン川西岸に物資とエネルギーが無償で供給されている。 パレスチナ人はイスラエルの病院で無料で治療を受けている。 そろそろそれを止めるべきなのではないかと思うが。

アリエル・シャロン逝去 巨星落ちる

  • 2014.01.12 Sunday
  • 23:34
 

イスラエルの巨星が遂に落ちた。 アリエル・シャロン元首相、85年の生涯であった。 シャロンは卓越した軍人として何度もイスラエルを危機から救ってきた。 独立戦争、六日間戦争、ヨムキップル戦争、1982年レバノン戦争イスラエルの全ての戦争に参加してきた。 氏は常に強いイスラエルとイスラエルの正義を体現する存在であった。

 

シャロン氏は退役して政治家となり、首相となり、ガザ撤退という最大の汚点を残してこの世を去ることになった。 軍人が退役して政治家になるのは珍しいことではない。 優れた軍人は優れた政治家になれるのか。 残念ながら氏はそれが非常に稀であることを示す一つの事例となった。

 

2003年、シャロン氏は「パレスチナ国家建設容認」と「ガザからの一方的撤退」を宣言する。 これ以上「占領」を続けることはできないと。 無条件に撤退すればイスラエルは「正当性」を得ることができるのだと。 2004年から2005年にかけてガザ撤退に反対する閣僚をクビにしていった。 軍事的英雄であったアリエル・シャロンは首相となり、ついに「救世主」となったのである。 

 

2005年、エフード・オルメルトやツィピ・リブニといった左翼と組んで新党カディマを結成し、シャロン氏はガザ撤退を強行する。 国民の約半数が反対したにも関わらずである。 ユダヤ人が泣き叫ぶユダヤ人を住居から引っ張り出して家々やシナゴーグをブルドーザーで破壊した。 非現実的な光景であった。

 

シャロン氏は「英雄である自分ならできる」と思ったのであろう。 しかしいかに偉大な軍人であろうとも、自らを救世主に任命することはできない。 救世主とは神のことである。 人が神の真似事をすることは許されない。 20051218日、脳卒中で倒れ、そのままこん睡状態となった。 神がイスラエル人(びと)に与えた土地を悪魔の手先である敵に捧げたことに対する神の怒りというか警告というか、そのようなものであったに違いない。

 

イスラエルが撤退した後のガザではテロ集団ハマスが跳梁跋扈するようになった。 シャロン氏が首相になる前にもエフド・バラク首相が南レバノン撤退を行い、そこ一帯がヒズボラの温床となった(そして現在に至る)。 ガザから南イスラエルの都市・スデロットにはテロリストが放つロケット砲が連日のように飛来するようになった。 ガザ撤退から8年以上が経つ今、イスラエルは国際的な「正当性」を得ることができたのか... 天才でなくとも予見できるシナリオであった。

 

シャロン将軍は救国の英雄である。 その名は永遠にイスラエルの歴史に、そして世界の歴史に刻み付けられるはずである。 氏の生涯は功罪共に語られることになろう。 だがその偉大生は失われることは無い。 8年に及ぶ神罰から解かれ、シャロン氏は今ようやく天に昇ろうとしている。 冥福を祈る。

 

 

 

追記:

 

イスラエルはガザを「占領」していたのではなかった。 ガザにユダヤ人が住んでいたのは有史以来である。

 

国家には自国防衛のために、あるいは自国の利益を保護するために他国を侵略する権利がある。 すなわち、自衛の権利である。 戦争は自衛の一手段であり、戦争には必ず侵略的な側面が存在するものである。

 

中東が平和になるための条件が一つある。 それはアラブ側が平和を求めることである。

 

イスラエルにとって必要なのは「和平プロセス」も「領土的妥協(領土明け渡し)」でもない。 必要なのは勝利へのプロセスである。 敵を破壊することで勝利がやってくる。 勝利の後に平和がやってくるのである。 

イラク・ファルージャ、アルカイダの手に

  • 2014.01.12 Sunday
  • 16:48
 

ファルージャがテロ組織・アルカイダの手に落ちた。 イラクの「ベトナム化」がここに完結した

 

まだアメリカがイラク戦争を遂行していたときから反戦派(主として民主党)は「イラクはベトナム戦争の二の舞だ」と叫んでいた。 彼らの言葉は現実となった。 彼らが正しかったのではない。 彼らが再び凌駕したのである。

 

ベトナム戦争においてアメリカは勝利した。 北ベトナム・ベトコンは完膚なきまでに叩かれた。 このままではベトナムから追い出されると追い詰められた北ベトナムはパリの講和条約に飛びついた。 北ベトナムはもう南ベトナムを侵略しないことを約束し、ソビエト連邦が北ベトナムに一丁の武器を供給すればアメリカが南ベトナムに同様に一丁の武器を供給するという一種の膠着状態が停戦の条件となった。

 

その後共和党のリチャード・ニクソン大統領がウォーターゲート事件で政権を負われ副大統領だったジェラルド・フォードが大統領に就任。 ソビエト連邦は北ベトナムに武器を供給し続けたが、民主党が多数を占める議会はフォード大統領が南ベトナムに武器を供給するのを阻んだ。 アメリカが南ベトナムを守る意思が無いと判断した北ベトナムは南への侵略を開始。 1975年にサイゴン市(現ホーチミン市)が陥落し、ベトナム全土が共産主義者の手に落ちた。 共産主義はラオス、カンボジアへと及び、カンボジアでではポルポトによる大虐殺が行われた。

 

ベトナム戦争では58,000人、イラク戦争では4,487人の米軍兵士が戦死した。 イラク戦争では米軍だけでなくイギリスをはじめとする各国の兵士が参加し、少なからぬ数の兵士が犠牲になった。 日本からも自衛隊が参加した。 戦地に赴いた兵士達の胸中には祖国と祖国の家族の安全のためという思いがあったはずである。 社会の大多数の人間は戦争とは無縁である。 それは自ら志願して軍隊に参加する極少数の人々がいるからである。 戦地に散っていった多くの若き兵士達は志願せずに平穏に暮らしておれば60年も70年も生きられたはずである。 家族、友人、愛する人々の思いはいかなるものであろうか。 これ以上に高度な犠牲があるだろうか。

 

オバマ大統領の頭にあったのはイラクから撤退することだけであった。 国家の安全も、戦争への勝利も、そして明らかにこれらの兵士達が払った犠牲も、何も無かったのである。 オバマ大統領はアフガニスタンからの撤退を急いでいる。 2014年には軍の撤退を完了させるという話もある。 1970年代の民主党議会、そして現在のオバマ民主党政権。 何も変わっていないのである。 共和党政権が成し遂げた成果を民主党政権が台無しにする。 その繰り返しである。

 

現在の世界情勢は1970年代と不思議な類似点がある。 迷走するアメリカと混乱する世界。 弱いアメリカと増長する敵対勢力。 違うのは、当時の敵はソビエト連邦という大帝国であったのに対し、現在自由世界に住む我々が直面している敵対勢力は遥かに多様で複雑だということである。 スンニ派イスラム、シーア派イスラム、中国、ロシア、北朝鮮敵の敵はやはり敵。 どちらの敵が現在より危険かどちらの敵が将来の脅威となるか...

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